休むことに罪悪感ある人に身につけてほしい習慣

「自分さえ頑張れば何とかなる」の考えは危険

休みを上手に取るための方法を解説します(写真: elise/PIXTA)
栄養士の笠井奈津子氏の元には健康についての相談が寄せられるのですが、話を聞いてみると「休み方があまり上手でない」というケースがあるそうです。仕事や勉強に追われ、つねに「あれをやらなきゃいけない」と心に引っかかっている状態では疲労も回復しにくいと言います。新著『何もしない習慣』を上梓した笠井氏が、休むこと自体に罪悪感を覚えないやり方について解説します。
前回:栄養士指南!結局、「健康的にやせる」コツは2つだ
前々回:疲れ抜けず悩む人に急増「主食抜きすぎ」の大問題

休んでうまくいったことを「充電リスト」にする

栄養士として体や心の相談を受けていると、「何もしない」ことや「休む」ことは、仕事や家事などの次に考えることではないと痛感します。

仕事や生活を真剣に考えるからこそ、まず休む──。

そのように優先順位を上げたほうが、仕事や生活、そして人生そのものはうまくいくでしょう。ただ、頭ではわかっていても、休むことに対する罪悪感を覚える人は多く、かくいう私もそうなのです。

ましてや自分が何もしない時間をつくるために、同僚に仕事をお願いしたり、家族に協力してもらったりする場合は、なおさら自分だけが休むことを気にしてしまう場面もあると思います。

でも、そんな罪悪感が心のどこかに引っかかっていると、結局はそれだけでエネルギーを奪われて疲れてしまいます。休日をつくりさえすれば休めるわけではなく、たとえ誰に邪魔されなくても、何か気になることがあって心がざわついていれば、それはほとんど休めていないのに等しくなってしまいます。

そうならないためには、先に休むことで得られる自分のメリットを書き出し、休む自分に心から納得することが必要なのでしょう。人は緩やかな変化には気づきにくいもので、ちょっとした変化は忙しい時間に埋もれてしまいます。休んでうまくいったことやいい変化(アイデアが浮かんだ、リラックスできたなど)を記録して「充電リスト」にしておくと、よい変化を再現しやすくなり、休むことを習慣にしていけます。

次ページ言語化できていると周りに理解されやすくなる
ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 最新の週刊東洋経済
  • 新型コロナ、長期戦の混沌
  • 「お金で損しない」森永康平のマネーリテラシー講座
  • 世相をリアルに映し出す 流転タクシー
トレンドライブラリーAD
人気の動画
ANAとJAL、国内線で競り合う復活レースの熾烈
ANAとJAL、国内線で競り合う復活レースの熾烈
富裕層、世代でまったく異なる「お金の使い方」
富裕層、世代でまったく異なる「お金の使い方」
サイゼリヤが「深夜営業廃止」を決断した裏側
サイゼリヤが「深夜営業廃止」を決断した裏側
話題の「30分で絵を描く」秘訣、驚くほど簡単4手順
話題の「30分で絵を描く」秘訣、驚くほど簡単4手順
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
メタバース革命が始まる<br>全解明 暗号資産&NFT

不正流出事件から4年。復活不可能に見えたビットコイン相場は米国主導で活況を取り戻しました。暗号資産を使ったNFTの購入、そしてNFT取引が広がるメタバースにもビジネスの機会が広がっています。日本は暗号資産とどう向き合うのでしょうか。

東洋経済education×ICT