「おにぎりは腸にいい」4秘訣と、意外すぎるNG具材 「あの具材がダメ?」簡単にできるコツを紹介

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「アダムスキー式腸活法」にのっとって考えると、残念ながらNGとなるおにぎりの具がひとつあります。それは「梅干し」です。

【5】「梅干しのおにぎり」は実はNG
梅干しのおにぎり(写真:ai wonderlove/PIXTA)

そもそも「アダムスキー式腸活法」というのは、食べ物が腸を通過するのが「速い食品(ファスト)」「遅い食品(スロー)」に分け、スピードの違う2種類の食品を同時に摂取しないことで、「腸の詰まりを防ぐ」腸活法です。

このメソッドに従うと、「米」だけでなく、これまでに紹介した「サケ」「いくら」「昆布」「海苔」「納豆」といった具は、すべて「スローの食品」です。

それに対して「梅干し」の材料である「梅」は「果物」なので「ファストの食品」に分類されると「アダムスキー式腸活法」では考えられます。

そのため「梅干し(ファスト)×米(スロー)」の組み合わせは、「アダムスキー式腸活法」では、避けたほうがいいとされているのです。

「でも、梅干しのおにぎりが大好物、食べたい」という人のために、「NGの組み合わせを食べるときの裏技」を紹介しましょう。それは、NGな組み合わせのものを食べる前に「エキストラバージンオリーブオイル」を一口すすることです。

エキストラバージンオリーブオイルをはじめとした高品質の植物性オイルには、非加熱で摂取すると「腸の滑り」をよくする効果があるため、食事の前に一口すすることで悪い組み合わせがもたらすダメージをあらかじめ緩和することができると、「アダムスキー式腸活法」では考えられているのです。

健康は「ポジティブなイメージを描くこと」から

「食べてはいけないものがある」と思うと憂鬱な気持ちになりますが、アダムスキー博士は「意識的にポジティブなイメージを描くことが健康への第一歩」であり、「大切なのは『ファスト』と『スロー』の食品を組み合わせたときに、自分の腸内で何が起きているのかを知っていること」だと話しています。

ただ、いま「裏技」も紹介したように、普段から食事の組み合わせに気をつけ、腸の状態をきれいに保てていれば「たまには誘惑に屈してもOK」「そのときには、ダメージを緩和するコツもある」というのが「アダムスキー式腸活法」なのです。

みなさんも「アダムスキー式腸活法」を学び、おいしいものを食べながら腸の健康を手に入れてくださいね。

(医学監修:澤田幸男/医学博士、澤田肝臓・消化器内科クリニック院長)

森 敦子 翻訳家

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もり あつこ / Atsuko Mori

東京外国語大学イタリア語専攻卒業。アパレル企業勤務を経て翻訳の道へ。現在は書籍およびビジネス文書のイタリア語翻訳を行いながら、フリーランスでイタリア語を教える。

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