手をつなぐタイミングは、カップルによって違うだろう。すでに成婚したカップルなのだが、36歳男性が39歳のバツイチの女性とお付き合いに入ったときのこと。3回目のデートで、女性から手をつないできた。そのとき男性はこんなことを言っていた。
「僕には恋愛経験がほとんどないから、彼女みたいに積極的にしてくれるとすごく楽だし、手をつないできてくれてうれしかった」
また、恋愛経験のない31歳の女性は、3回目のデートで男性から手をつながれた。そのときにめぐみとまったく同じことを私に聞いてきた。
「男性と手をつないだのは初めての経験だったので、びっくりしてしまいました。みなさん、3回目のデートで手をつないだりするんですか? これが、普通ですか? でも、つながれても嫌な感じはしませんでした」
そして、この女性はその後、この男性と真剣交際に入り成婚していった。
半年で10人の男性に巡り会うも…
“生理的に合う“”合わない“とは、異性と付き合うときによく言われることだが、これは手つなぎなどのスキンシップをしたときにわかる気がする。触れ合ったときに違和感がある異性とは、生理的に合わないのだ。
入会から半年、めぐみの婚活は苦戦続きだ。しかし、これまでまったく男性と付き合ったことがなかった彼女が、すでに10人以上の男性と見合いをし、数名と交際に入り、食事をしたり、デートを重ねたりしている。自然の出会いに身を任せていたら、半年で10人の男性には巡り会えないだろう。
ある面談のとき、めぐみは「これまで男性を避けてきたのは、すぐにキレて暴力を振るう父の残像があったからだと思う」と、自己分析していた。また、「穏やかで家事も進んでやっていた祖父を見て育ったので、家のことを女性任せにする男性は受け入れられない」とも言っていた。
めぐみに、心から信頼し好きになれる男性がいつかは現れてくれることを、願いたい。
今や結婚は個人が選択する時代だ。 “結婚してこそ一人前“という考え方は、過去のもので、もう古い。結婚したいという気持ちがある間は、納得するまで婚活を続ければいい。そして、自分には合う男性がいないと思ったときには、1人で生きていく覚悟を決めて腹をくくれば良いと、私は思っている。
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