婚活に苦戦する恋愛未経験36歳の残念すぎる理想 毎日の連絡、デート4回目の手つなぎを拒絶…

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この説明は、めぐみに限らず全会員にしている。そして言えることは、「毎日のLINEが苦痛」と思う相手とは、そもそも相性が合わないのだ。成婚をしていくカップルを見ていると、夜、1時間でも2時間でもチャットのようにLINEをしあっている人たちが多い。

結局、2回目のデートを終えて、めぐみはよしゆきに交際終了を出した。

婚活にある“飲食3回の壁“

なんとか見合いはするようになったもの、お断りを出したり、出されたり。交際になっても、一、二度食事をすると“交際終了“にしてしまうのが、ほとんどだった。

そんななかで、たかお(43歳、仮名)とは2回目のデートを終えて、お見合いを入れて4回目の約束をしたようだった。

仲人の経験則でいうと、婚活には、“飲食3回の壁“がある気がしている。見合いでどうしようか迷ったとしても、可もなく不可もなしなら交際希望を出す。次のデートで可もなく不可もなしなら、“とりあえずもう一度会ってみようか“という気持ちになる。そして次のデート(お見合いをいれて3日目)をしたときに、可もなく不可もなしなら、4回目も会おうという気持ちはもう出てこない。

なので、お見合いから交際に入り、一、二度食事をして、交際終了になってしまうパターンがとても多い。

たかおとは、“飲食3回の壁“を越えていたので、私はこのままうまくいくことを密かに願っていた。

ところが、4回目に会ったあとに、めぐみから「交際は終了したい」という申し出があった。理由は、こうだった。

「私は、結婚してからも仕事を続けたかったし、結婚後の家事分担をどう考えているのか、聞いてみたんですね。そうしたら、『掃除とか洗濯はできると思うけれど、料理は難しいかもしれない。作ったことがないので』と言うんですね。今ご実家暮らしだから、家に帰るとご飯ができているようなんです。

私が育ってきた家は、家事はやれる人がやる。祖父も料理を作る人でした。食事って、生きていくうえで必要不可欠なこと。それをもうすぐ40のいい大人が母親任せにしている。なんだかとても幼稚に思えてしまいました」

さらに、こう続けた。

「食事を終えて駅まで帰る道すがら、手をつながれたんです。まだ4回しか会っていないのに、早くないですか? みなさん、こんなに早く手をつないだりするんですか? 私にはすごく違和感があったので、申し訳なかったけれど、『恥ずかしいので』と言ってつながれた手を解いてしまいました」

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