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デタラメでもいい! 英会話は「楽しい」が大事 英語教育を変えるキーパーソン 加藤智久(4)

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  • 安河内 哲也 東進ハイスクール・東進ビジネススクール講師
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加藤:そういった経験ができるのは大きいですね。

安河内:ええ。フタを開けてみたらけっこううまくいって、みんな心配しすぎだったということになるかもしれません。

グッバイ、ネイティブ英語!

加藤:日本人は自分の英語に対する期待値が高すぎる傾向が従来からどうしてもありましたからね。英語ネイティブのように話さなければならないというような……。

安河内:英語ネイティブみたいに話さなければというのは、世界のトレンドからすると時代遅れもいいところ。30年は遅れているのではないでしょうか。日本人は複言語主義ではなく、ネイティブ絶対主義とも言うべき時代遅れの発想で英語を勉強してきたと思います。これからの日本の中学、高校は、思いのほか世界のトレンドに追いついていくのかもしれません。

加藤:以前、「初めて英語が通じた喜びの瞬間は?」という質問を大勢にしたことがあったのですが、いちばん多かった答えが「海外に行ったときに、キオスクなどで waterと英語で言ったら、ちゃんと水が買えたとき」というようなたぐいのものだったのです。僕はここにすべてが集約されていると思うのですが、意思の疎通や目的が達成された瞬間が最もうれしいんですね。レアジョブ英会話で提供したいなと思っている価値のひとつが、「今までは海外に行かないと味わえなかったそういった瞬間を、レアジョブ英会話のレッスンで」と思っていたのですが、中高でも実現可能な環境が今、整いつつあるんですね。

安河内:ええ、だんだんとですがね。私は、日本人同士で話すというのもいいと思います。「下手でもいいんだ」という勇気が湧きますから。もちろん、世界の水準からするとまだまだではありますが。

加藤:韓国人、中国人などは、すごく英語がうまいですものね。

安河内:そうですね。ただ、今まで日本人はずっとアメリカに意識が向きすぎていて、世界のトレンドを見失っていた気がします。島国ですしね。世界では制約のある英語でも、ノンネイティブ同士、どんどん会話をしているし、ビジネスをしているのに、いまだに「アメリカ人の発音に近づけるためには舌の位置がここで……」とやっている人も多い。そういった意味では公立高校の新しい英語の授業は、従来の考え方をぶっ壊してくれているようで、気持ちがよかったですね。一度、見学に行ってみるのはいかがですか?

加藤:はい、ぜひ。

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【高校の授業で英語プレゼン!】

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