「子どもが欲しい」54歳男性が婚活で成婚した奇跡 10カ月の間に「908人」に見合いを申し込んだ

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しかし、お金があれば結婚がスムーズにできるわけではない。54歳だとお見合いがなんとか組めたとしても、アラフォー女性になるだろう。彼女たちには彼女たちなりの理想がある。巨額のお金を持っている年の離れた男性よりも、年収は平均でいいからなるべく年の近い男性と結婚したがる傾向にあるのだ。

こんな話をして、「どうして、今になって急に結婚を考えるようになったのか」を聞いた。

すると吉田は、結婚が今になってしまったこれまでの経緯を話し出した。

34歳まで、休みもなく働きづめだった

吉田は、理工系の有名私立大学を卒業していた。

「私の大学時代は日本経済がバブル期で、卒業するときにはもう後期になっていたのだけれど、まだまだ景気がよかった。大学で学んだことを生かすなら技術系の仕事に就くのが順当だったのだけれど、メーカーだと30歳で年収が500万円程度。でも、金融関係に就職をすれば30歳で1000万円を超えると言われていた時代だったんです」

そこで就職先に、大手金融機関を選んだ。

「入社してみたら、とにかく忙しかった。休みの日も研修、研修。20代後半に営業管理職になったら、朝8時に家を出て、毎日深夜12時まで働いて最終電車で帰宅するような日々でした。それが、月曜日から土曜日まで続いて、休みは日曜日のみ。そうなると日曜日は、1日中寝ている。寝溜めしないと、体力が翌週もたないから。あの頃、ワークライフバランスなんて言葉もなかったんですよね」

そう言えば、当時の滋養強壮ドリンクのCMソングに、「24時間戦えますか、ビジネスマン〜」という歌詞があった。休まず動ける、働ける男性が素晴らしいというような風潮があった時代なのだ。

「恋愛とか結婚をしている時間もなかったし、それを考える余裕もなかった。そんな生活を34歳まで続けていてたら、自分がどんどん疲弊していくのを感じました。年収1000万円はいらない。500万円でいいから、働く時間を半分にしたいと思ったんですね」

そして、会社を退社することを決めた。退社後は、本来やりたかった技術系の仕事で独立をしたいと思った。

ただ、そんなことをしているうちに、株式投資の世界で頭角を現すようになっていた。投資雑誌の取材を受けたり、執筆を頼まれるようになったり、投資番組に呼ばれて出演したりするようになった。

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