「何事も続かない人」がやるべき20秒ルールの威力 意思より、自己肯定感に着目したほうがいい

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この「習慣化は大事、でも続かない問題」。私は1万5000人を超えるクライアントさんたちのカウンセリングを通じた変化を目の当たりにして、この問題を解く鍵が自己肯定感にあることに気づきました。なぜかと言うと、自己肯定感が高まった状態になると、無意識の力を味方につけられるからです。

無意識が味方となり、習慣化を促してくれる

意志の力のではなく、無意識の力? スピリチュアルな話になってきたと思いますか?

そうではありません。私たちの判断や決断、それに伴う行動の大部分は無意識下で行われていることは科学的に証明されています。

一例をあげると、ハーバード大学ビジネススクールの名誉教授ジェラルド・ザルトマン博士らの研究では、人間の思考の95%は無意識によって動かされていることがわかっています。

この「95%」という数字は大きすぎると指摘する研究者もいますが、それでも7割から8割の意思決定が無意識で感じていること、思っていることに強い影響を受け、下されているという考えが主流です。

たとえば、「英語を話せるようになりたい!」と思い、翌日、英会話スクールに入会するのが意志の力だとすると、その後、通うのが面倒になったり、上達が進まず足が遠のいてしまったりするのは、無意識が行動に影響を与えているからです。

これまで未経験できた新しい取り組みに挑むときには、つねに不安がつきまといます。

うまくできるかな?

自分は受け入れてもらえるかな? 

続けていくことができるかな?

基本的に私たちの無意識は物事のネガティブな部分に反応し、「やっぱりやめておこう」「今までとおりがいい」「無理して踏ん張るのはよくない」と現状維持を好み、ルーティンとなっている行動に導いていく傾向があります。

これが「習慣化は大事、でも続かない問題」の原因です。

ところが、自己肯定感が高まった状態では無意識の持つ傾向のポジティブな方向の変化が生じます。新しい取り組みへの不安が消えるわけではありませんが、

うまくできそう

自分は受け入れてもらえる

続けていくことができるはず

と受け止め方が変わるのです。

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