ポロシャツが不格好な男と決まる男の決定的な差 襟立ちや合わせるパンツによって見え方は変わる

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ワイシャツ感覚でタックインに違和感ない前開きのビズポロ

全身のアイテム数が異なることで「ルールが変わる」ことがわかりましたが、その影響は「アイテム同士の相性」だけではありません。着こなしの留意点にまで及びます。

サマージャケットを羽織る3アイテム・コーデならば、シャツをパンツの中に入れるタックインをせずともだらしなく見えません。ところがビズポロ1枚のワンツー・コーデならば、タックインが求められます。というのもノージャケットでは印象がカジュアルに寄るため、着こなしでドレス感を補完したいからです。

ワイシャツのタックインはオフィスを連想しますが、ポロシャツのタックインはゴルフ場をイメージする方も多いのではないでしょうか。オフィスとゴルフ場では環境が大きく異なるため、着こなしに工夫が必要です。

たとえばワイシャツ同様、前開きのビズポロを選ぶといいでしょう。シャツ感覚で着られる前開きならばタックインに抵抗がないはずです。またプルオーバー型のビズポロ裾をどうしても出したい場合、丈感に細心の注意を払いましょう。

裾を短めに設計したタイプならば、タックインせずとも、だらしない印象を回避できるはず。その目安は、スラックスのポケットが半分隠れる程度です。これより丈感が長い場合、ビズポロのタックインをおすすめします。

ビズポロを好印象に見せる靴選び

コーディネートの世界では、「足元はさいごに選ぶもの」と言われています。かかとの有無で、全身のドレス感を微調整しやすいからです。スニーカー通勤は普及していますがカジュアル要素が強いため、ビズポロこそ「かかとがついた靴」、たとえばローファーがおすすめです。

特に薄着の季節では、アイテム単体よりも全体のコーディネートが印象を左右します。「合わせるパンツ」もしくは「サマージャケットの有無」で、ビズポロの印象を整えてみてください。コーディネートを工夫することで、そのポロシャツスタイルは何倍にも洗練された印象に変わります。この夏ビズポロの在り方を見直してみてはいかがでしょうか。

森井 良行 ビジネスマンのためのスタイリスト

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もりい よしゆき / Yoshiyuki Morii

その違和感を、言葉で可視化する。著書『38歳からのビジネスコーデ図鑑』(日本実業出版社)など5冊。MENSA会員。

公式サイト「エレカジ」(https://www.elegant-casual.com/cases)では、80件を超えるコーディネート事例を公開。

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