ポロシャツが不格好な男と決まる男の決定的な差 襟立ちや合わせるパンツによって見え方は変わる

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センタープレスが形状記憶化された機能パンツ

襟立ちがしっかりしたビズポロには、センタープレスがピシッとキレイに見えるパンツがよく合います。ビズポロの襟立ちに、パンツのドレス感が負けないからです。これは前述した休日スタイルにワイシャツを合わせない理由に通じます。

そこでビズポロにはチノパンよりセンタープレスが利いたスラックスが合うわけですが、ここで「ポロシャツの生地感」問題が浮上します。「鹿の子織りのビズポロ」は「ブロード織りのワイシャツ」に比べ、カジュアルな生地感です。

つまりビズポロの難しさは、「襟のドレス感」と「生地のカジュアル感」が一致しないため、どんなスラックスでもOKとは言い切れないところにあります。そして、この問題を解決する1つの方法が「チノパン以上、スラックス未満のパンツ」なのです。

防シワ・ウォッシャブル・ストレッチといった機能がついた「スラックス見えのビジネスパンツ」。いわゆる最近見かけるセットアップ風のアクティブスーツと同素材のパンツです。

ビズポロにチノパンを合わせる裏技

紺チノに合わせたビズポロのコーディネート例

センタープレスが形状記憶化された機能パンツは、チノパン以上にきちんと見えますが、天然繊維のスラックスほどカッチリはしません。この絶妙なバランスが、ビズポロの襟立ちと生地感に調和をもたらすのです。とはいえ、ビズポロのチノパンコーデが絶対NGという訳ではありません。

サマージャケットを羽織るならば、ビズポロとチノパンのコーディネートは成立します。なぜなら「コーディネートの法則」が変わるからです。コーディネートの世界では上下2アイテムの組み合わせを「ワンツー・コーデ」と呼びます。一方、スーツやジャケットなど上着を羽織るものを「3アイテム・コーデ」と呼び、原理原則が異なるのです。

つまりビズポロにチノパンならば、サマージャケットを羽織りましょう。一方でビズポロ1枚コーデならば、機能パンツを合わせてみるといいでしょう。大事なことは「ポロシャツに、とりあえずチノパン」という先入観から抜け出すことだからです。

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