「五輪はOK」「フェスNG」の矛盾が巻き起こす波紋 茨城県医師会の「中止要請」は妥当か不当か

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「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2021」公式サイトトップページには7月9日朝時点で「(開催まで)あと29日」のカウントダウン表示が残っていました(写真:「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2021」公式サイト)

7月7日昼ごろ、恒例の音楽フェス「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2021」の開催中止が発表されました。その報を受けたアーティストたちが次々に声をあげ、テレビの情報番組が採り上げたこともあって波紋を呼び続けています。

同イベントは、8月7~9日、14・15日に茨城県ひたちなか市の国営ひたち海浜公園で行われる予定で、すでに日別の出演アーティストが発表され、ファンの間で盛り上がっていました。しかも主催者サイドが、「通常の7ステージを1ステージに縮小」「参加者は半分以下に」「駅などの混雑緩和のために専用駐車場を増やし、バスツアーを含めた直行直帰を推奨」などの努力を重ねてきたこともあって、「今年は開催できるだろう」というムードになっていただけにショックは大きいようです。

主催者サイドは2日に「茨城県医師会および県下26の医師会等による中止要請」を受けたことで、開催中止を決断しました。中止報道を受けたONE OK ROCK・Takaさん、RADWIMPS・野田洋次郎さん、King Gnu・井口理さん、sumika・片岡健太さんらがツイッターなどにコメント。さらに、主催者サイドに「要請」を出した茨城県医師会への批判や、東京オリンピック開催の是非などが飛び交っています。

はたして今回の中止は妥当なのか? 茨城県医師会の「要請」は圧力なのか? 音楽フェスは狙い撃ちされたのか? アーティストたちの声は共感できるものだったのか? 開催2週間に迫った東京オリンピックとの比較は意味があるのか? など多角的に掘り下げていきます。

茨城県医師会は圧力をかけたのか

約1カ月前に迫ったタイミングでの中止決定は、まさに急転直下ですが、茨城県医師会などによる要請も「なぜ今?」と思わせるものがありました。

茨城県医師会のホームページには、会長らが主催者の茨城放送を訪れ、「開催の中止または延期を検討することや、仮に開催する場合でも更なる入場制限措置等を講ずるとともに、観客の会場外での行動を含む感染防止対策に万全を期すことを要請」したことを明かし、さらに「『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2021』に関する要請書」の全文も掲載されています。

地元経済を牽引する夏の恒例イベントであることからネット上には、「なぜもっと早く要請できなかったのか?」「医師会の人々はこのイベントを知らず直前になってたまたま気づいたのではないか?」などの疑念が飛んでいますが、無理もないでしょう。

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