出口治明は「採用面接」で求職者の何を見ているか

「やりたいこと」にチャレンジする気持ちが大事

ステップアップしたい、就きたい職種があるけれど……ブレーキをかけてしまうときはどうしたらいい?(写真:Shu-/PIXTA)
人づきあい、働き方、ライフワークバランス、恋愛、夫婦関係、お金、孤独……。生き方も考え方も人それぞれですが、結局、みんな「同じこと」で悩んでいます。
ライフネット生命の創業者で、現在は立命館アジア太平洋大学(APU)学長である出口治明氏の新著『出口治明の人生問答集 あなたの「問題」「悩み」がすっと消えていく!』では、そうした悩みに出口さんが答えています。
本稿では、同書から一部を抜粋しお届けします。
相談① 「雑談が苦手」でも、営業職に就ける?
経理の仕事をしていますが、いずれは営業の仕事をしたいと考えています。
しかし、私はお酒がほとんど飲めないうえに、仕事相手と雑談ができません。
私がいる業界は接待がモノをいう世界なのですが、ここで営業職に就くのは難しいでしょうか?
(26歳、男性、会社員、げこげこ)

大丈夫! 雑談は慣れです

まず、お酒が飲めるか飲めないかは、仕事には関係がないと割り切るべきです。

お酒が飲めるか飲めないかは、体の中にある酵素の問題で、物理的にどうしようもないことです。

営業の仕事に携わりつつも、「自分は飲めません」と堂々と宣言をして、ウーロン茶を飲みながら楽しく知的な話をしている人を、僕は何人も知っています。日本人では、お酒が飲めない人は半分近くいるというファクトもありますので、そのことを考えれば、お酒が飲めないことをそれほど気にする必要はないと思います。

その次の、仕事仲間と雑談ができないということですが、あなたは友人や利害関係のない相手の場合は、雑談をしていませんか。そうだとすれば、あとは慣れの問題だと思います。人間は過剰に相手を意識してしまうと、言葉に詰まってしまうことが多々あります。

先ほどもお話ししたように、これは慣れの問題なので、利害関係のある人であっても、友人だと思って話すように心がけるとか、ある程度は訓練と慣れで克服できると思います。

あなたの人生ですから、本当に営業職をやってみたいと思うなら、この2つはあなたの意欲や熱意で僕は解決できると思います。

上司には、「私は酒が飲めませんが、営業職にチャレンジしてみたい」と、堂々と希望を述べるべきではないでしょうか。

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