「スパっと転職できる人」に変わるためのコツ 自分でも気づかない「自分の強み」を知る方法

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自分の「強み」=タグはどう見つけて活用すればいいのか?(写真:タカス/PIXTA)
コロナで仕事環境が変わったことで、転職を考え出した人も多いでしょう。しかし、「自分には強みがない……」「何かすごい実績を出したわけではないし……」。そう思い込んで転職に踏み込めない人も多いのではないでしょうか。
自分の強みというのはないのではなく、明確にする方法を知らないだけです。「タグ」に注目をすれば、自分の強みは明確にできます──そう語るのはリンクトイン日本代表の村上臣氏だ。
転職2.0』の著者であり、「キャリアのオピニオンリーダー」として活躍する同氏に、自分の強みを明確にする方法を聞いた。

市場価値を高める=タグ付け

転職に向けて自分の強みが話せるようにならないと……。そう思って困っている人が多いでしょう。この「強み」。客観的に明確にする方法があります。それが「タグ付け」という方法です。

「タグ(tag)」とは、「荷札」「付箋」といった意味の単語であり、ウェブの世界では情報を分類するための単語や短いフレーズなどを指します。読者の皆さんも「インスタグラムの投稿にタグ(ハッシュタグ)をつける」といった文脈で日常的に使っている言葉だと思います。

「タグ付け」とは、一言で言えば、働く個人にタグを付けるということ。個人を想起させるためのフックとなるキーワードを付けるイメージです。

例えば、あなたが自動車業界で法人向けのインサイドセールスをやっているとしましょう。そして「1年でチームの売り上げを3倍に伸ばした」「海外勤務」といった経験があったり、性質として「達成志向がある」としましょう。

これら「法人営業」「インサイドセールススキル」「自動車業界」「中小企業相手」「1年でチームの売り上げを3倍に伸ばした」「達成志向がある」「海外経験」などはすべて「タグ」になります。

タグは「ポジション(役割)」「スキル」「業種」「経験」「コンピテンシー」の5つの分類ができますが、これらタグを明確にし、その掛け合わせをすることで、自分独自の強みが見えてくるのです。

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