転職面接で「休日の過ごし方」を聞かれる意味 知っておきたい内定率がアップする答え方

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「面接官」はどんな視点で、求職者であるあなたを見ているのでしょうか? 実際の転職面接でよく聞かれる質問例と「内定率の上がる答え方」について解説します(写真:polkadot/PIXTA)
転職エージェントの運営などを通じ3000人以上の就職相談という経験を持つキャリア教育研究家の福山敦士氏。『新しい転職面接の教科書』の著者でもある同氏が、「転職面接」を優位に進めるための「答え方」のコツを伝授します。

面接官が求めるシンプルな基準

「転職活動中だけれど、希望の企業から内定が取れない」「実務経験はあるのに、面接が苦手で不利に感じている」――そんな方はいませんか? この面接で次のキャリアが決まる。そう捉えると、面接への緊張度が高まり、本来のコミュニケーションができなくなっても無理はありません。そこで、まず転職面接を受ける前に知っておきたいのが「面接官」の視点です。

「面接官」はどんな視点で、求職者であるあなたを見ているのでしょうか? 内定を取るにはどんなふうに思ってもらうことが欠かせないのでしょうか?

その基準は至ってシンプルです。その会社のメンバーとして働けるイメージが持てるような、ポジティブな関係性を面接の時間内につくれるかどうかです。さらに言うなら、「その会社に入社し、活躍している」イメージを持たせることができれば、かなりの確率で面接を通過することができるでしょう。

逆に、面接官が拒否反応を示してしまう求職者もいます。2つ例を紹介しましょう。

①お客様のスタンスで来てしまう

転職エージェントを通じてスカウトされる、仕事でつながりのある会社からヘッドハンティングされるという状況も増えているのではないでしょうか。ですが、「転職面接の場」には作法があります。「呼ばれたから来ました」というお客様のスタンスでは、面接官は好感を持てません。仮に最初の一声は会社側からであったとしても、自分がこの会社を受けると決断することが欠かせません。

②権利を奪いにくる

この代表例は、面接の初期段階から給与体系や副業などについて質問するといったことです。給与や休日、社会保障などについては、選考が進んでいけば会社側から必ず話がある部分です。初対面でお互いについて知ろうというコミュニケーションの場でそれはやはりマナー違反。ギブ&テイクのギブを先に提示しなければ、結局はあなたが損をすることになります。

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