転職面接で「休日の過ごし方」を聞かれる意味 知っておきたい内定率がアップする答え方

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質問③
休日は何をしていますか?
~回答例~
映画鑑賞は欠かさないようにしています。また、平日は運動不足なので日曜日に公園をジョギングしています。

面接中の息抜きのような質問だと思っている人もいるかもしれませんが、ここでは結構大事なことを問われています。その意図とは、「自己研鑽をしていますか? 回復の方法を持っていますか?」ということです。自己研鑽の方は、直接的な仕事以外の方法であることが望ましいでしょう。

「休日も仕事に打ち込みます!」と言われても社会背景的に「いいね」とは言えません。回復の方法については、リフレッシュの習慣が本人の中にきちんとあることを確認できることで、会社側も安心して採用することができます。

奇をてらう必要はない

質問④
仕事で大事にしていることは?
~回答例~
約束を守ることです。
相手の立場にたってものごとを考えることです。

これはよく聞かれる質問ですから、シンプルな言葉を1つ用意しておくといいでしょう。「これは、坂本龍馬の名言なのですが……」などと奇をてらったことを言う必要はありません。ちゃんとコミュニケーションできるか、キャッチボールできるか、お願いしたことを守るか、人としてのマナーを守るかということを問われている場面なので、 ここで差別化する必要はありません。

質問⑤
いつから働けますか?
~回答例~
明日からでも働けます。

この質問で企業側が意図しているところは「本当にうちに来てくれますか?」ということです。もし回答例のように明日からと言ったとしても、じゃあ明日から来てくれとは会社は絶対に言いません。実際の入社日がどうかという点よりも、「間違いなく御社に行きます」というあなたの意思が伝わることが大事です。

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ですから極論ですが、「明日から」という回答であれば間違いないでしょう。なぜなら、これが1年後と言われると会社側もあなたが心変わりするのではないかという疑念が拭えないからです。内定が取得できたなら、丸々2カ月以内には入社できるように準備しましょう。

転職面接で押さえておきたい面接官の視点と、質問の実例5問をご紹介しました。文中でもお伝えしたとおり、面接には作法があります。せっかくあなたがより活躍できる会社に出合えたのに、作法を知らないばかりに内定をもらえないというのは、あなただけでなく世の中にとってもマイナスです。この作法に沿って面接に臨み、「新しい職場で活躍する」ということを決断できたなら、あなたの次のキャリアはきっと輝いたものになるでしょう。

福山 敦士 連続起業家/ビジネス教育研究家/香川オリーブガイナーズ球団代表取締役社長

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ふくやま あつし / Atsushi Fukuyama

1989年横浜生まれ。慶應義塾大学環境情報学部を卒業。新卒でサイバーエージェントに入社後、1年目からグループ会社の起ち上げに参画。25歳でグループ会社の取締役に就任。営業本部長を兼任。27歳で独立し、株式会社レーザービーム代表取締役に就任。クラウドソーシングサービスを起ち上げ、28歳で東証一部上場企業の株式会社ショーケースにM&A。29歳で同社執行役員、30歳で取締役就任。2020年、営業支援会社のDORIRU(旧ギグセールス)をM&A。2023年、プロ野球独立リーグ香川オリーブガイナーズ球団をM&A、代表取締役社長に就任。慶應義塾高校、鎌倉学園高校で講師を務める。高校時代は甲子園ベスト8。著書累計13万部。3児のパパ。

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