転職面接で「休日の過ごし方」を聞かれる意味 知っておきたい内定率がアップする答え方
休日は何をしていますか?
映画鑑賞は欠かさないようにしています。また、平日は運動不足なので日曜日に公園をジョギングしています。
面接中の息抜きのような質問だと思っている人もいるかもしれませんが、ここでは結構大事なことを問われています。その意図とは、「自己研鑽をしていますか? 回復の方法を持っていますか?」ということです。自己研鑽の方は、直接的な仕事以外の方法であることが望ましいでしょう。
「休日も仕事に打ち込みます!」と言われても社会背景的に「いいね」とは言えません。回復の方法については、リフレッシュの習慣が本人の中にきちんとあることを確認できることで、会社側も安心して採用することができます。
奇をてらう必要はない
仕事で大事にしていることは?
約束を守ることです。
相手の立場にたってものごとを考えることです。
これはよく聞かれる質問ですから、シンプルな言葉を1つ用意しておくといいでしょう。「これは、坂本龍馬の名言なのですが……」などと奇をてらったことを言う必要はありません。ちゃんとコミュニケーションできるか、キャッチボールできるか、お願いしたことを守るか、人としてのマナーを守るかということを問われている場面なので、 ここで差別化する必要はありません。
いつから働けますか?
明日からでも働けます。
この質問で企業側が意図しているところは「本当にうちに来てくれますか?」ということです。もし回答例のように明日からと言ったとしても、じゃあ明日から来てくれとは会社は絶対に言いません。実際の入社日がどうかという点よりも、「間違いなく御社に行きます」というあなたの意思が伝わることが大事です。
ですから極論ですが、「明日から」という回答であれば間違いないでしょう。なぜなら、これが1年後と言われると会社側もあなたが心変わりするのではないかという疑念が拭えないからです。内定が取得できたなら、丸々2カ月以内には入社できるように準備しましょう。
転職面接で押さえておきたい面接官の視点と、質問の実例5問をご紹介しました。文中でもお伝えしたとおり、面接には作法があります。せっかくあなたがより活躍できる会社に出合えたのに、作法を知らないばかりに内定をもらえないというのは、あなただけでなく世の中にとってもマイナスです。この作法に沿って面接に臨み、「新しい職場で活躍する」ということを決断できたなら、あなたの次のキャリアはきっと輝いたものになるでしょう。
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