「スパっと転職できる人」に変わるためのコツ 自分でも気づかない「自分の強み」を知る方法

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ではタグはどうやって明確にできるのか。自分のタグを整理するフレームワークが「解放」です。

解放とは、自分1人でタグ付けを試みるのではなく、外部の視点から構築していくアプローチとも言い換えられます。

他己紹介により独自の強みを見つける

解放メソッドの1つ目は、他己紹介からヒントを得るというものです。具体的には、ビジネス関係の知人や友人が自分のことを第三者に紹介するときに、どのように伝えるのかを想像するということです。

例えば、拙著『転職2.0』の企画が成立するに際して、編集者の方は私(村上)という人物について上司や編集長などに、わかりやすく説明をしたはずです。

実際にどう説明したのか、もちろん私自身はあずかり知らぬ話ですが「エンジニアとしてベンチャー企業設立」「ヤフーでモバイル事業の企画戦略を担当」「現在リンクトイン日本代表」などの情報が提示されたと推測します。編集者としては、著者のキャリアの引きがある部分をプレゼンするでしょうから、そこで提示された情報は求人市場でもタグとして成立すると考えるのが自然です。

実際に、友人や知人などに「自分を他己紹介するとしたらどのように話すのか」と聞いてみるのもよいでしょう。

もしかしたら「チームのムードメーカーです」と紹介されるかもしれませんし、「想定外の事態が起きたときに力を発揮する人です」と紹介されるかもしれません。その中に、自分が気づかなかったようなタグになりうる情報が見つかることもあります。

このように、周囲の人からのフィードバックをもとにタグ付けをしてみて、それが市場でどの程度評価されるのかを確かめていくことはできます。

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