転職で「情報集めに必死な人」が失敗しがちな訳

キャリア観を変えなければ生き残れない

リンクトイン日本代表の村上臣さんが語るキャリア論とは?
これまで転職をする際の行動として重視されていたのは、いわゆる転職サイトや転職エージェントなどからの情報収集です。
しかし、転職活動をするときだけ必死に情報収集をして転職する手法は、20代前半までは運良くキャリアアップにつながっても、年齢を重ねるごとに通用しなくなります──。
転職2.0』の著者であり、アメリカ・人材系ビジネスの最前線企業・リンクトイン日本代表の村上臣氏はそう語ります。「キャリアのオピニオンリーダー」として活躍する同氏にこれからの日本のビジネスパーソンに求められるキャリア観を聞きました。

いくら情報を集めてもあなたの価値は高まらない

これまでの転職の常識「転職1.0」で転職をする際の行動として重視されていたのは情報収集です。確かに、転職を考える人が得られる情報は、一昔前と比較すると格段に増えています。

例えば、転職サイトには会社ごとに現役社員や元社員の口コミが掲載されており、社風や仕事のやりがい、福利厚生や評価制度などについてのレビューを見ることができます。

そういった情報をチェックする行為が無意味だとは思いません。ある程度は参考になることも多いと思います。ただし、転職サイトや転職エージェントから得られる情報は、あくまでも間接情報です。今現在その会社で働いている人から得られる一次情報よりも正確性や質の面で劣るのは否めません。

間接情報には、そもそも何らかのバイアスがかかっていると見るべきです。元社員の口コミにしても、その人がなぜ退職したかによって、在籍していた会社に対する評価は大きく変化するはずです。円満退社した人は過大評価するかもしれませんし、不本意な形で退職した人は過小評価するかもしれません。

また、10年以上前に在籍していた人の口コミなどは、時代の変化を考えれば、ほとんど参考になりません。仮に、元社員の「社風が自分と合わない」という退職理由が正しかったとしても、ほかの人にはその会社の社風が合う可能性はあります。

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