出口治明は「採用面接」で求職者の何を見ているか 「やりたいこと」にチャレンジする気持ちが大事

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相談③ 「2、3年後の自分」が想像できない
20代も後半で仕事もかなり慣れつつあり、それなりに新しい挑戦もしています。
ですが、ふと2、3年後になりたい自分が、イメージできなくなりました。
このままではいけないのはわかるのですが、この先なりたいものもイメージできません。
誰か他人を目標にしても、自分自身のことは納得して考えたいのですが、堂々巡りになってしまいました。
うまい脱出方法、もしくは未来の描き方を教えてください。
(28歳、女性、会社員、たぬきち)

ほとんどの人が、見えていません。気にしなくて大丈夫!

まず、2、3年後の自分をイメージできないということですが、今回の「コロナ禍」のように、将来何が起こるか誰にもわからないのですから、2、3年後のなりたい自分のイメージが湧かないということは、実は変でも何でもないのです。

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多くの人は、2、3年後どころか1年後のイメージも湧かないまま、毎日が充実している、楽しい、友人も家族もたくさんいる、人生が楽しいと思って、生きているのです。

だから、仕事も面白く、新しい挑戦もさせてもらっているのであれば、2、3年後のことなど考えずに、今の仕事を十分にエンジョイして、実力をどんどん発揮されて、次から次へと新しい仕事に挑戦すればそれでいいと思います。

それでもやはり物足りない、何かこの会社では自分の能力を発揮できないと思うのなら、転職を考えるという手もあります。でも、それは今の仕事をガンガンやって突き進んでから考えても、遅くはないと思いますよ。

出口 治明 立命館アジア太平洋大学(APU)学長

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でぐち はるあき / Haruaki Deguchi

1948年、三重県生まれ。京都大学法学部卒業後、日本生命保険相互会社入社。ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て2005年に同社を退職。2008年にライフネット生命を開業。2017年に代表取締役会長を退任後、2018年1月より現職。『生命保険入門 新版』(岩波書店)、『人類5000年史Ⅰ』(ちくま新書)、『「全世界史」講義Ⅰ、Ⅱ』(新潮社)、『仕事に効く教養としての「世界史」Ⅰ、Ⅱ』(祥伝社)、『本の「使い方」1万冊を血肉にした方法』(角川oneテーマ)、『教養は児童書で学べ』(光文社新書)、『ゼロから学ぶ「日本史」講義Ⅰ』(文藝春秋)など著書多数。

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