SNS疲れに「あえて投稿をじっくり読む」が効く訳 流し読みでは「ねたましい感情」が生まれがち
1つひとつの投稿をろくに読まずに流し読みするだけだと、「すげ~」「ヤバい」程度の感想しか出てこないことが多いです。これ、とても浅い感覚なのですよね。「いいな、自分もいつかこうなりたいな」と前向きに思うべきところを「ちぇっ、なんかよく知らないけど幸せそうでずるい」としか思えず、ねたましい気持ちが生まれてくるのです。これは幸せ投稿が自分にとって脅威になっている状態です。
勝手にあれこれ想像してみる
ですが、「子どもが生まれました!」という投稿なら、「そもそもこの2人はいったいどこで出会ったのだろう。職場かな? 趣味かな?」「そんな2人が出会い、縁あって結婚し、2人の出会いの結晶として子どもが生まれて……」とあれこれと想像すると「なんて素晴らしいニュースなのだろう」という気持ちがわいてきて、自分が置いてきぼりにされた気分にはなりません。あたかも当事者として心から祝福することができるのです。
1つひとつの投稿の背景を想像し、勝手にエピソードを作って勝手に感動するというワザは、慣れないうちは少し手間に感じるかもしれません。僕も最初の頃はかなり時間をかけて1つひとつの投稿を熟読していました。
でも今はすっかり慣れてきて、一読すればすぐに脳が勝手に感動シーンを再現してくれるほどになりました。アニメやドラマの特殊効果で、大事な表情や仕草にカメラがグワーッとフォーカスして寄っていくようなイメージに近いです。
みなさんもぜひ試してみてください。ストレス、減りますよ!
どうしたって過度なストレスを抱きやすい時代に私たちは生きています。適度なストレスは頑張るモチベーションにつながることもありますが、現代人はむしろ抱え込みすぎです。
あなたの脅威となる存在とは適切な距離を保ちつつ、自分の感情を無視せず、自分を大切に生きていきましょうね。
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