SNS疲れに「あえて投稿をじっくり読む」が効く訳 流し読みでは「ねたましい感情」が生まれがち
人の幸せエピソードにあまり慣れ親しまないほうがいいです
たしかにSNSには「起業しました」だの「結婚しました」だの「子どもが生まれました」だの「留学しました」だの、連日何かしらのハッピー投稿がいっぱいです。そりゃあ、こんな投稿ばかり目にしていたら他人がうらやましくもなります。
「隣の芝生は青い」とはいえ、SNSを完全に見ないわけにもなかなかいきませんから、半ば強制的に「隣の青い芝生」を見せられ続けるわけですよね。
でも、ちょっと思い出してほしいのです。 SNSは他人の人生の“片鱗”が集まっているだけ、ということを。
あなたのSNSの画面を埋め尽くすそのハッピーエピソードは、誰か特定の1人に集中しているわけではありません。あくまで1人ひとりの人生の節目に“時々” 起きているものにすぎないのです。
きっとみんな、「これぞ!」という厳選されたエピソードを投稿しているはずです。
とはいえ、その不特定多数の片鱗も集合体となるとけっこうな量です。ハッピーエピソードの大群を見ていると「世の中はこんなにも幸せに満ちあふれているのか」と錯覚せずにはいられません。
その一方、当然のことですが、1人ひとりの人生、つまりあなたの人生にハッピーイベントはそう頻繁に起きるものではありません。 SNSの画面から受ける「世界はハッピー」な印象と、「そうそうハッピーが起きない自分の現実」とのギャップ。これがきつい。
こうなってしまうと、SNSのハッピーエピソードの大群はあなたにとって脅威でしかありません。
だから、できれば人の成功・幸せエピソードみたいなものには、あまり慣れ親しまないほうがいいです。 SNSで見かけたとしても「1人ひとりの人生の“いいところ”だけをハイライトとして切り出しているにすぎない」という視点を忘れずにいてください。
・SNSは便利なツールである一方、精神的な脅威にもなりうる
・1人ひとりの人生の片鱗とあなたの毎日とを比べるのはやめよう
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