三日坊主には「できる限り小さな目標」がいい理由 重要なのは「全力の1回」より「小さな習慣」だ

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これまで習慣化の鍵となる「小さな小さな目標」についてお話ししました。今回はそれをさらに一歩進めて、私も実行している「継続できる仕組み」をご紹介していきましょう。

どんな形でもいいので、継続するためにはとにかく「記録」をつけましょう。あなたがその行動をどれくらい行なったかを、目に見える形で残しておくのです。

例えば、どんなに頑張って仕事をしても、その仕事の成果を実感できなかったり、リセットされてしまったりしては、やる気はどんどん失われてしまうでしょう。

「これだけやり遂げたんだ!」ということを明確に実感できると、人間の気持ちというのは上がっていくのです。私のオススメはマンガの話のような1週間の表にする方法です。これは、紙やメモ帳に手で書いてもいいですし、パソコンのテキストでもいいでしょう。スマホのメモ機能を使うのもOKです。私自身はテキストファイルを使って作成しています。

この方法の重要な点は、毎日の行動がビジュアル化されるので、簡単にサボりづらくなる点。またもう1つは、今までの成果を見て、達成感を抱ける点です。これを繰り返していけば、満足感も自信もどんどん高まっていくはずです。

目標を「クリア」する楽しみ

さらに、「毎日がゲームのように楽しくなる」という利点もあります。実際に、この方法を始めてから「毎日が活性化した」という人がたくさんいます。

それにはきちんとした理由があります。「目標がハッキリする」からです。

『マンガでわかる! 気分よく・スイスイ・いい方向へ「自分を動かす」技術』(三笠書房)書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

ゲームでも「敵を全員倒せばステージクリア!」「敵に捕まらずにゴールしたらクリア!」というふうに、明確に目標が定まっていて、それを1つひとつクリアすることで達成感が得られます。だからこそ、多くの人がゲームに夢中になるのではないでしょうか。

しかし、私たちの日常はそうではありません。学生時代は宿題やテストなど課題やノルマがありましたが、社会人になれば仕事以外ではそんなものはありません。よって、自ら課題を設定し、それをクリアすることを楽しみや喜びにするのです。

そして大事なので何度でも繰り返しますが、その課題や目標は「失敗するのが難しいほど簡単なことにする」ということ。するとやる気が出やすくなります。

そして小さなものをプチプチプチプチ潰していく……。それこそが最終的に大きな成果につながるのです。

ゆうきゆう 精神科医、作家、マンガ原作者

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ゆうきゆう / Yu Yuki

東京大学医学部医学科卒業。医師として診療しながら読者数16万人のメールマガジン「セクシー心理学」を発行。Twitter(https://twitter.com/sinrinet)で約40万人のフォロワーを抱える。『相手の心を絶対に離さない心理術』(海竜社)など。ゆうメンタルクリニック・ゆうスキンクリニックグループ総院長

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Jam 漫画家・イラストレーター・ゲームグラフィックデザイナー

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じゃむ

人間関係の悩みを描いたマンガ「パフェねこシリーズ」がTwitterで累計50万以上リツイートされ話題となる。著書に『多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。』(サンクチュアリ出版)のほか、『にゃんしゃりで心のお片づけ。』(PHP研究所)、『マンガ版 ちょっとだけ・こっそり・素早く「言い返す」技術』(マンガ担当/三笠書房)、『言いにくいことはっきり言うにゃん』(笠間書院)、『まねきねこのうた』(秋田書店)、『続 多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。』(サンクチュアリ出版)などがある。

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