三日坊主には「できる限り小さな目標」がいい理由 重要なのは「全力の1回」より「小さな習慣」だ
「いつも上機嫌でいたいのに、イライラしてしまう」「勉強や仕事をしたくてもサボってしまう」「ダイエットしたいのに食べてしまう」――。
人間は思った通りの行動をなかなかできないもの。しかし、精神科医でTwitterのフォロワーは30万人超えのゆうきゆう氏によると「人生というゲームをラクに生き抜くために、最重要かつ最初に得るべき力は『自制力』だ」といいます。
新書『マンガでわかる! 気分よく・スイスイ・いい方向へ「自分を動かす」技術』では、この「自制力」の具体的な身に付け方が紹介されています。本稿では、同書より一部を抜粋しお届けします。
重要なのは「全力の1回」より「小さな習慣」
何かを達成したい時に「(1回だけ)頑張ろう!」と思うのは、実はあまり意味がありません。それよりは「習慣を始めよう」と考えること。例えば、ダイエットしようと1回食事量を減らしても、たとえ断食をしたとしても体重は減りませんね。
1回だけ何かを全力でやる……というのは、少年マンガの必殺技ならいざ知らず、現実社会では大きな成果に結びつくことはあまりありません。何よりも重要なのは「積み重ね」なのです。
雪の1粒1粒はすぐに消えてしまう弱いものですが、夜の間、ずーーーーっと降り積もると、家の屋根すらたわませることもあります。軒先からポタポタ落ちる雨のしずくも、長い間ずっと同じところに落ち続けると、石に穴をあけてしまうことがあります。「雨垂れ石をうがつ」ですね。
繰り返しますが、1回だけの強い力より、何度も同じことを重ねていった方が、ずっとエネルギーがあるのです。ですから、あなたが何かで成功したかったり、問題を解決したいと思うのなら、「渾身の一発」ではなく「続けられる習慣」を考えることです。
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