コミュ力の鍛錬に「手品習得」勧めたい合理的理由 俯瞰する力が身につく!まずは挑戦してみよう

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マジックを身につける過程で、コミュニケーション能力などが鍛えられます(写真:bee/PIXTA)
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コミュニケーション能力(コミュ力)をもっと高めたい――。そう思っている人は多いのではないでしょうか。実はコミュ力を磨く訓練になるのがマジックです。マジックを披露すると人に驚いてもらえる機会が増え、自分に自信がつきます。さらに必然的に人と会話する機会が増えるため、コミュ力が身につくというわけです。
しかも「マジックは、どんな不器用な人でも練習さえすれば、必ずできるようになります」と人気マジシャンのひろむ氏は言います。今回はマジックを披露する際のポイントと初心者でもできるマジックについて解説します。
※本稿はひろむ氏の著書『ストーリーとイラスト解説でよくわかる 簡単なのに人を惹き付けるマジック』から一部抜粋・再構成したものです。架空の主人公の平岸陽(ひらぎし・よう)と、ひろむ氏の対話を通じて、マジックの面白さを解説します。

自分を成長させるために必要なのは「客観力」

:普通に考えて、一般人がマジックなんか覚えても人に見せる機会なんかないと思うんですけど。

ひろむ:そりゃそうです。日常でなにも考えずにマジック見せたら、下手すると引かれます。なので、「マジックは状況に合わせて使う」ことが重要です。じゃあ、今からマジックにおいて……。いや、人生においても大事なお話をしますので、よく聞いてください。僕も、ちょっと耳を聞こえやすくしますね。よいしょっと。

:!?? 

――そう言うとひろむさんは突然、両手を片耳にあてた。そして、耳の穴からワインのコルクを引き抜いた! あまりに自然に、突然マジックが始まった。びっくりしすぎて僕は言葉を失った。

ひろむ:さて、と……。ほら、いつまでも驚いていないで、大事なのでよく聞いてください。マジックをやっていくうえでも、そして人生において自分を成長させるためにも必要なこと。それは“客観力”です。

この力があれば

  • ・どうすればマジックで相手を楽しませることができるか
    ・どうやって自然な流れで始められるか

などを冷静に客観視して考えられるようになります。

:”客観力”…?

ひろむ:要は、自分のことを俯瞰して捉えられる力です。客観視ができるようになれば、自分の理想とする人生を歩めるようになります。陽さんにも、マジックを通じてこういった力を身につけてほしいんです。

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