コミュ力の鍛錬に「手品習得」勧めたい合理的理由 俯瞰する力が身につく!まずは挑戦してみよう
陽:ありがとうございます。でも、理想の人生を歩めるなんて、ちょっと大げさなような……。
ひろむ:そうですかね? 例えば、仲良くなりたい人や好きな人と、「なに」をすれば仲を深められるだろうか? 理想の自分に近づくには、「なに」をする必要があるのか? こういったことも冷静に客観して行動できるようになれば、望んでいる結果が得られるようになります。マジックで培った客観力は、同じように自分の理想や目標にも応用できるんです。
「なぜ」ではなく「なに」にフォーカスする
陽:なるほど、客観力かあ……。僕は「自分が人からどう見えているのか」全然自信がないんです。どうしたら “客観力”を身につけられますか?
ひろむ:客観力を身につけるには、考え方を「なぜ」ではなく「なに」にフォーカスする習慣をつけることです。陽さんと初めて会ったとき、落ち込みまくっていたじゃないですか。あのときのことを覚えていますか?
陽:はい……。「なんでデートがうまくいかなかったったんだろう?」と落ち込みまくっていました。
ひろむ:そういう風に、辛かったことや自分の欠点を繰り返し思い出して、負のスパイラルに陥る考え方を“反芻(はんすう)思考”と言うんです。
陽:は、はんすう……しこう?
ひろむ:はい。この考え方は、うつ病になる最大の原因なんて言われています。冷静に客観視をするうえでも、すごく邪魔になる考え方なので、以後禁止です。
陽:それでも考えてしまうときは、どうすればいいんですか?
ひろむ:「なぜだろう」と考えるのをやめたほうがいいです。起きてしまった出来事を繰り返し考えるよりも、客観的に考えて「なにをするべきなのか」を考えるようにしましょう。
例えば、マジックをしているときにミスをして失敗しても、そのことを繰り返し考えていては前に進まないですよね。それよりも「次はミスをしないようにしよう」と心にとめて、「なにををするべきなのか」を考えるようにすることのほうが大事です。これから改善できることに目を向けることで、次のステップに進めます。
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