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「転職に失敗してしまう人」に共通する3つの動機 転職してもあなたの不安は改善しないかも…

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  • 千葉 純平 エン・ジャパン 入社後活躍研究所・研究員
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「やりたいこと探し」に必死になり、目の前のことを疎かにすると、大事なチャンスを逃してしまう可能性があります。

20代などビジネス経験が浅いうちは特に「今、ここで」を大切にし、目の前の仕事で成果を出すことが大切だと考えます。そのうち、いい偶然と出会い、ステップアップの機会に恵まれる。目の前の仕事が理想的なものでなかったとしても、真剣に向き合い、成果を出していれば、望むチャンスに繋がっていく可能性が高い。安易な転職よりも、結果的に「やりがいを感じられる仕事」への近道になると考えています。

「ぬるま湯が不安」なら転職したほうがいい

転職しても悩みを解決できるとは限らない。今の会社で解決できるならそのほうが望ましいというのが基本的なスタンスですが、一方で転職を勧めるケースもあります。今の職場で以下の3つの「不安」を感じる場合です。

・要求水準が低く、力がつかない「ぬるま湯」のような環境である
・所属企業にコンプライアンスを逸脱するような風潮が蔓延している
・労働環境があまりに劣悪で、心身に異常をきたしてしまう

上記のような場合は、その職場にいても状況が改善することが見込にくいという意味で、転職を勧めることが多いです。

力がつかない「ぬるま湯」のような環境については、他の2つに比べると問題は小さく感じるかもしれませんが、20代など若手の段階でこうした環境を選んでしまうと、いざ転職が必要になった場面に実力・実績が足りず、苦労することになります。居心地のよい「ぬるま湯」に慣れてしまうと、後の仕事人生に大きなマイナスの影響を与える可能性が高いため要注意です。

20代の転職で後悔することが多いのは「近視眼的思考」に陥ってしまったケースです。目先の不満は果たして転職によって解決されるのか。長期的な目で見たときにプラスになるのか。どのような職場を選び、どのような振る舞いをすれば解消することができるのか。転職を実行に移す前に、冷静になって考えることが大切だと強く感じます。

もちろん、転職は「悪」ではありません。ただ、環境を変えること、仕事を変えることは、人生にも大きな影響を与える一大事。だからこそ慎重に、本当の意味で人生を好転させるような転職をしてほしいと願っています。

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