★手は股間の前で組み、肩をすぼめるのではなく、手はおへその位置で組み、肩を広げる。
★あごは引き気味よりも、やや上げる。
★「~と思います」「~させていただきます」などの丁寧で回りくどい言葉は避け、言い切る。
★声は低めに、メリハリをつけて話す。
こうやって「表情」や「姿勢」「立ち方」「ジェスチャー」「振る舞い方」「言葉の選び方」など、「話し方」をほんの少し変えるだけで、あっという間に印象はコントロールすることができます。
そして、Aさんは、この『世界最高の話し方』にもまとめた話し方の黄金ルールを実直に、ひとつひとつ、丁寧に実践していってくれました。
すると、半年もたたないうちに、「あれほど苦手だった人前での話が、まったく苦にならなくなった」と声を弾ませ、私に報告してくれました。
「共感力」さえあれば「コミュニケーションの達人」に
人の気持ちがわかる、共感力がある、ということは、「相手が何を聞きたいのかを察する力」があるということです。
この「共感力」さえあれば、あとはちょっとした度胸を身につければ、必ず「コミュニケーションの達人」として成長していくことができる。これが、1000人以上のリーダーの育成に関わってきた私の実感です。
一方で、こうやってできた自信も、「あくまで不完全なもの」であることを肝に銘じておく必要があるでしょう。絶対的な自信は慢心とおごりを生みますから。
賢く能力のある人ほど、つねに何かが間違っており、何かが足りないことを知り、つねに軌道修正し、アップデートをしていこうとするもの。だから、いつも、「ちょっと自信がない」ぐらいがいい塩梅なのかもしれません。
私自身、こんな仕事をしていますが、もともと、ちっとも自信はありません。でも、フリはできるようになりました。
「話し方」修業のおかげで、自信を持って見せなければならない場面では、カチッとスイッチを入れて、「自信のある自分」を演じることができるようになったのです。それで、案外事足りるものだったりします。
ですので、皆さんもまずは、「フリ」から始めてみませんか。その「小さな一歩」が、みなさんの話し方と人生を、大きく動かしてくれるはずです。
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