部下も子供もぐんぐん育つ「魔法の指導メソッド」 「パワハラ」「毒親」と言われない超簡単な方法

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日本では、「長年の慣習と勘」でなんとなく行われている「コミュニケーション」ですが、欧米では「人類学や心理学、行動経済学」などに基づき、研究が尽くされている、れっきとした「科学」です。(写真:shimi/PIXTA)
日本を代表する一部上場企業の社長や企業幹部、政治家など、「トップエリートを対象としたプレゼン・スピーチなどのプライベートコーチング」に携わり、これまでに1000人以上の話し方を変えてきた岡本純子氏。
たった2時間のコーチングで、「棒読み・棒立ち」のエグゼクティブを、会場を「総立ち」にさせるほどの堂々とした話し手に変える「劇的な話し方の改善ぶり」と実績から「伝説の家庭教師」と呼ばれ、好評を博している。
その岡本氏が、全メソッドを初公開した『世界最高の話し方 1000人以上の社長・企業幹部の話し方を変えた!「伝説の家庭教師」が教える門外不出の50のルール』は発売後、たちまち12万部を突破するベストセラーになっている。
コミュニケーション戦略研究家でもある岡本氏が「部下も子どもも育つ『魔法の指導法』」について解説する。

「ハラスメントの壁」で押し黙る上司が急増中

なかなかコロナの終息が視野に入らず、リモートワークも長期化しそうな様相ですが、同時に、「部下や上司、同僚とのコミュニケーション」に悩みを抱える人が増えています

『世界最高の話し方 1000人以上の社長・企業幹部の話し方を変えた!「伝説の家庭教師」が教える門外不出の50のルール』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

とくに上司が難しいと感じているのが「指導する」という行為です。「何か言えば、『〇〇ハラ』と訴えられるのでは」とビクビクして言いたいことも言えない。

先日、あるワイドショーで、「リモートワークで上司とのコミュニケーションにストレスや不快感がある人が8割に上り、『リモハラ』が問題になっている」などと紹介されていました。「つねに仕事をしているか連絡や確認をとられる」「プライベートの質問をされる」「強い当たりの言動などを不快に思う」とのことのようです。

これをすればセクハラ、あれをすればパワハラ、そして、リモハラまで。どこを向いても、「ハラスメント」の壁が立ちはだかる昨今、「モノ言えば唇寒し」と押し黙る上司が爆増中です。

今回は、そんな「舌切り上司」や、何を言っても「うっせ~」「うぜ~」と「舌打ちする子」を持つ親、さらにはスポーツの現場などマルチに使える超簡単・超効果的な「指導」の呪文をお教えしましょう。

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