シロノワール!名古屋スイーツのド迫力 中野駅そばに、あのコメダがやってきた
さらに、シロノワールと並ぶ名物と言えるのが、ボリュームのあるかき氷だ。氷にシロップがかかっているところは一般的なかき氷と同様だが、さらに練乳やソフトクリーム、小倉あんなどをトッピングでき、自分好みにアレンジできる。今年は“カラフルなシロップを選ぶ楽しさ”を提供するため、定番のいちご、抹茶、マンゴーに加え、ラムネ、ぶどう、メロンがある。
「今はかき氷を喫茶店で食べるスタイルがあまりなくなっています。当社のかき氷でそうした機会をご提供でき、『懐かしい』と感じて頂いているのが、好評を頂いている一つの理由かと思います」(清水さん)。
かき氷としては意外だが、コーヒーといっしょに注文する客も多いそうだ。確かに、かき氷を食べていて途中で頭が痛くなったり、寒くなってきたりすることは多い。ボリュームのあるコメダのかき氷であれば、チェイサー代わりの温かいコーヒーは必須アイテムかもしれない。そしてそれは、同社の商品コンセプト通りの展開と言えるだろう。
「コメダのメニューはコーヒーを軸に構成されています。とくにデザートメニューはコーヒーとよく合い、気軽に注文頂ける価格帯で提供しています」(清水さん)。
こうした看板スイーツだけでなく、店舗づくりや応接などにおいても強くブランド色を押し出しているのがコメダの特徴だ。もともと郊外での店舗展開が多かったこともあり、出入りしやすい駐車場や広々と開放感のある店舗スペースを基盤に、ゆったりとくつろげる雰囲気づくりに力を入れている。木とレンガを基調とした温かみのあるインテリアに、座り心地のよいソファ、新聞や雑誌類を豊富に揃え、長居できる環境を整えた。なかでもソファは背もたれの高さ、奥行きなどまでこだわって開発されたコメダオリジナル。本社応接室にも利用されているという。間仕切りが高いのも、落ち着ける大きな理由の一つだ。
この「くつろぐ、いちばんいいところ」という創業以来守られてきた店舗づくりのコンセプトは、国内570店舗超の現在でも守られている。
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