今年の「早かった梅雨入り」に警戒が必要なワケ 梅雨入り早々の大雨、夏の猛暑、マスク熱中症に注意
昨年は梅雨の後半に大河川が氾濫して大規模な浸水、土砂災害など大きな災害が発生した「令和2年7月豪雨」がありましたが、今年は梅雨の前半から雨による災害に警戒が必要となっています。
ハザードマップや防災グッズの確認など、いざというときのための備えをしておきましょう。
コロナ禍における避難では、密を避けるということも大切です。
例えば、安全な場所に住む親戚や友人の家に避難する、避難所の駐車場など安全な場所で車中泊する、避難所では人との距離をとるようにしてマスク着用やこまめな消毒を心がけるなどが挙げられます。コップやお皿、箸の共用を避けることも大切です。具体的にイメージしておくと良いでしょう。
避難所の床は多くの人が行き来するため、ほこりだけでなくウイルスも多いといわれます。スリッパなどの室内ばきを防災グッズに入れておくこともオススメです。
梅雨明けは早い?
「梅雨入りが早いと、梅雨明けも早いのか」というと、必ずしもそういうわけではありません。
過去を振り返ると、梅雨入りが早かった年は梅雨明けが遅く、梅雨の期間が長くなることも多くありました。私のSNSにも「梅雨入りが早い年って、梅雨明けは遅いですよね」という旨のコメントを複数いただき、過去の経験から遅くなる印象を持つ方も多いようです。
今年の梅雨明けは、平年並みになるところが多そうです。梅雨入りが記録的に早かった地域では、梅雨の期間が長くなるでしょう。
7月の降水量は、関東甲信から九州で平年並みの予想です。
一方、北日本や北陸は平年よりくもりや雨の日が多く、東北や北陸では梅雨明けが遅くなる可能性があります。
梅雨明けの鍵を握るのは、梅雨入りと同じく太平洋高気圧です。今年の夏は、特に西への張り出しが強まるでしょう。
太平洋高気圧が張り出すということは、夏本番の暑さになるということです。
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