今年の「早かった梅雨入り」に警戒が必要なワケ 梅雨入り早々の大雨、夏の猛暑、マスク熱中症に注意

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気象庁の3か月予報によると、夏の平均気温は全国的に平年並みか高い予想です。今年5月に平年値が更新され、気温の平年値は高くなっているので、それより高いということはかなり暑くなるおそれがあります。

昨年は、梅雨明けが遅かったため8月になってから夏本番の暑さが到来しましたが、今年は昨年より早くから猛暑に見舞われる可能性が高いでしょう。

また、今年の夏も新型コロナウイルス感染症対策のため、マスクを着用して過ごすこととなります。

マスクを着用していると熱がこもりやすかったり、水分補給を怠りがちになったりするなど、熱中症リスクが高まります。私はすでにマスクをして歩いていると、暑くて息苦しく感じる日が数日ありました。

屋外で人との距離が十分に離れていたらマスクを一時的に外すなどして、マスク熱中症にならないように注意しましょう。

今年から「熱中症警戒アラート」全国スタート

昨年は関東甲信で試行された「熱中症警戒アラート」の本格運用が、今年から全国を対象に始まっています。すでに、5月12日に沖縄県の八重山地方に発表されました。

「暑さ」というと「気温の高さ」が思い浮かびやすいですが、「湿度の高さ」も重要な要素です。

熱中症患者と気象条件の比較①(出所:環境省熱中症予防情報サイト)
熱中症患者と気象条件の比較②(出所:環境省熱中症予防情報サイト)

カラッとした暑さよりもムシッとした暑さのほうが危険で、同じ気温でも湿度が高いほど熱中症リスクは高くなります。

「熱中症警戒アラート」は、湿度を重視した「暑さ指数(WBGT)」によって熱中症の危険度を判断します。取り入れる要素と比率は、気温:湿度:輻射熱=1:7:2です。(正確には、これに加えて風も考慮しています。)

マスクを着けたままで猛暑の中を過ごす際には注意しましょう(写真:Ushico/PIXTA)

「熱中症警戒アラート」が発表された日は、特別蒸し暑いことが予想される日です。できるかぎり外で過ごさないようにし、昼夜を問わず家の中でもエアコンを使うなど最大限警戒しましょう。

梅雨の晴れ間は気温も湿度も高く、危険な暑さになる日があります。

体が暑さに慣れるまでの時期は、特に熱中症にかかりやすいです。入浴や毎日30分程度の軽い運動(例えばウォーキング)などで汗をかく練習をして、早めの「暑熱順化(しょねつじゅんか)」を心がけましょう。

久保井 朝美 キャスター、気象予報士、防災士

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くぼい あさみ / Asami Kuboi

愛知県岡崎市出身。9月20日(空の日)生まれ。NHK総合「サタデーウオッチ9」気象キャスター。父の影響でよく登山をしていて、天気に興味を持つ。農業の経験や番組で気象情報を担当したことから、気象と生活・経済との密接な関係を実感し、気象予報士の資格を取得。子どもからお年寄りまで分かりやすく、命を守る情報を伝えるため、テレビに出演、全国で講演を行なっている。趣味は、お城めぐり、アニメ。2021年「美人すぎるお天気キャスターランキング」1位に選出。

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