遠隔ワーク熟練者に学ぶ「家で超快適に働く技」 「空間」と「時間」の使い方で差がつく

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もう1つしたことは、パソコンのスピーカーとマイクは使わずにAirPods Pro(ワイヤレスのマイク付きイヤホン)を使ったことです。

最近のソフトウェアにはエコー(相手の声が、こちらのマイクを通して、時間遅れで相手に届いてしまうこと)を防止するエコー・キャンセラーがついてはいますが、状況によってはエコーが起きてしまうことがあるので、それを避けるためです。

意外と知らない人が多いのですが、この2つをやるだけでビデオ会議のクオリティは格段に上がります。その結果だと思いますが、堀江さんとの対談中は一度も音が途切れることなく、スムーズに会話ができました。

ちなみにイベントで私の次に出演した対談相手は、冒頭から接続が悪く、何分間か無駄にしていました。画面の状況から見ると、スマートフォンでテザリング(通信キャリアのネットワークにスマートフォン経由で接続すること)をしているようでしたが、これは最悪です。スマホとパソコンの間がWi-Fiであるうえに、通信ネットワークそのものに遅延とパケットロスがあるからです。テレビ会議には最悪のネットワーク環境と言えます。

音切れ・音飛び・遅延は嫌なイメージを与える

この2つの工夫に加え、ネットワーク環境が良いと、それをソフトウェアが認識して、遅延を減らしてくれるケースもあるので、なおさら会話のクオリティが高くなります。これらは小さなことのように思えますが、ビデオ会議をするときの、音切れ・音飛び・遅延は会話にストレスを加え、最悪な場合、相手に嫌なイメージを持ってしまう、あるいは相手に嫌なイメージを与えてしまうので、とても重要です。

次にZoom会議をやるときには、①有線でインターネットにつなぐ、②ヘッドホン(マイク付きイヤホン)を使う、の2つをぜひとも試してみてください。

リモートワークを進めるにあたって、自宅の作業環境を整えようとしている人も多いと思います。私が発行しているメルマガの読者からも、「中島さんの、デスク回りの作業環境を教えてもらえますでしょうか?」「中島さんの作業環境や、これなしでは仕事にならないアイテムなどをぜひ参考にしたい」といった質問が届きました。リモートワークに初めて取り組むので環境をどう整えればいいのかと困っている人も多いようです。

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