元有名アイドルが語る「緊張に負けない」方法8選 スピーチ中に噛んでもお客さんは気にしない
「緊張しない方法」ではなく「緊張に打ち勝つ方法」なのは、今現在でも私はとても緊張しいだからである。緊張しない方法があれば教えてほしい反面、緊張はしててもいいと思っている。まずはこれが大前提だ。
「緊張」というテーマを扱うに当たって、私の性格と経歴を軽く説明しよう。私の元々の性格は
・目立つことが嫌い
・人前恐怖症
・学生生活中にクラス内でついた役職? はお花に水をあげるなど極々地味な係
であり、元々はと書いてしまったけれども今だって変わっていない。自己発信は好きだが、できることなら人前は避けたい。
それに対し、私が11年間の芸能生活でやってきたことは
・地上波のテレビ番組へのソロでの出演
・大きいところだとNHKホールや武道館、横浜アリーナなど(あれ、アイドリング単独では立ってないな……)での歌唱経験
・プレッシャーでいうとビルボード単独ライブなどなど。
とんでも緊張場面にさらされまくってきたのである。
こっ、これでは心が持たない……!と思った私は様々な「緊張に打ち勝つ方法」について考えてみた。その結果、なんとなくうまく緊張に対する向き合い方というものをつかめたような気がした。
その中で、割と人にオススメできそうなものをいくつかピックアップしたので紹介していこう。
諦めてしまおう
①緊張してしまうことを諦める
緊張してしまうことは悪いことだと信じきっていた私は、パフォーマンス前にどうにかこうにか緊張しないように意識を集中させていたのだが、それは無駄だった。
みなさん、シロクマ理論についてご存知だろうか? 「シロクマについて、考えないで ください!」と言われたら、逆にシロクマのことしか考えられなくなってしまったという実験のアレだ。説明が下手なので、知らない人はググってください。
これと一緒で、私みたいな緊張そのものにコンプレックスを抱えているタイプの人間は「緊張しないように……」と考えると余計に緊張して息苦しくなってくる。パフォーマンスそのものよりいかに緊張をしないかにフォーカスが集まってしまうことも。そこで、いっそのこと「ああまた緊張してきたぞ〜」と受け止めることにした。そっちのが全然楽。
②緊張ってそんな悪いことじゃないと知る
①の続きに近くなってしまうが、そもそも緊張って敵じゃなくて味方だと考え直すことが結構大事。これは自分の生徒さんにもお伝えしていて、そのマインドチェンジができただけで本番が怖くなくなったと言ってくれる子たちもたくさんいた。
これは本を読んで知ったことなのだが、緊張して起こる「脈が早くなる」「手足が震える」「喉がかわいて発汗する」などの体の変化はそもそも、大昔から人間に備わっている防衛反応なんだそうだ。例えばイノシシなどの危険な獲物を狩る時にリラックスして筋肉がホワホワだと機敏に動けないし自分を守れず危険だ。緊張しているときは体と頭が「本気モード」になっている証拠。
過度な緊張はよくないが、逆に程よい緊張状態に陥ると、脳はよく回転し、体はシュッシュと機敏に動く。緊張によって起こる、いい作用に着目して緊張を味方につけよう。
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