元有名アイドルが語る「緊張に負けない」方法8選 スピーチ中に噛んでもお客さんは気にしない

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⑥本番中、本番と関係ないことに注目する

これは④の準備に準備を重ねる、を念入りにした上での試みなのだが、本番中に自分のパフォーマンスに集中がいってぎこちなくならないよう、全く別のことに注意を向けてみる作戦だ。

例えば我々のようにライブという本番がある職種であれば、メガネのお客さんを数えてみたりとか、ああハエが飛んでるな〜と思ってみたりとか。これをやってみると、不思議と自分に関係ないことを楽しむ余裕があるんだと錯覚してきて緊張が和らいだことがあった。自分の練習量に自信がある人、おためしあれ。

⑦めちゃくちゃ緊張する経験を一回してみる

⑤でも書いた通り、人は慣れていく。ことさら大きな緊張の前に小さな緊張は勝てない。

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私は19歳の時にクイズ!ヘキサゴンという地上波の人気クイズ番組に出演したのだが、あの時の緊張は今でも忘れられない。もしかしたらずっと白目をむいていたかもしれない。

そんなレベルで緊張した。それからしばらくは、緊張するシーンに直面しても「あのヘキサゴンでの緊張には敵わん」と思いながら乗り切ってきた。ちょっとした緊張が霞んでしまうくらいの経験が一つでもあると強い。

スピーチ中に噛んだらどうする?

⑧緊張して失敗しても大丈夫
じゃあ、仮にスピーチ中に緊張して噛んでしまったりしたところでそのスピーチは全く伝わらないのだろうか? 緊張して声が裏返ってしまったところで、お客さんは金返せ!と叫ぶだろうか? まあまずありえない。

失敗前提で臨むことはさすがにお客さんに失礼だと思うが、ろくに準備もしないでの失敗と、一生懸命伝えようとするあまりの緊張による失敗の違いくらいみんなわかる。世の中、そんなに敵ばっかりじゃない(笑)。

スポーツの世界では緊張による失敗は命取りになるかもしれないが、大体の人間の緊張による失敗はそんなに大したことない。失敗しちゃっても「人間だもの」と気楽にいることだって大事だ。

以上、私が現役中、いや今でも実践している緊張に打ち勝つ方法でした。今では緊張しなくなることの方が怖いので、たまに緊張するとオラワクワクすっぞ〜となっている。緊張を味方につけてよいドキドキライフを送ろう。

遠藤 舞 ボイストレーナー

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えんどう まい / Mai Endo

1988年7月31日生まれ、東京都出身。2006年よりアイドルグループ・アイドリング!!!のメンバーとして活動。在籍中はリーダーを務め、高い歌唱力、トーク力を武器に活躍。2014年からはソロシンガーとして活動し、2017年に芸能界を引退。現在はボイストレーナーとして多くのアイドルグループや歌手に歌唱指導をする傍ら、レコーディングの仮歌、CMのナレーション、オーディションの審査員など幅広いフィールドで活躍中。鋭い洞察力が発揮されたnote、Twitterの投稿も人気を博している。

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