世界が認めた日本人ダンサーに学ぶ逆境克服法 クリス･ブラウンとも共演するRIEHATAの信念

1日の初めに、まずその日の目標を決める。最初は本当に小さなことから。「出会った人には必ずハローと言う」などの単純なことでもいいので、「毎日目標を定めて、達成に向かって努力する」という習慣をつける、そのルーティンが大切。朝5時に起きて走る、筋トレをする、テレビで人気のダンス番組を見て振付を覚えるなど、できることを毎日の目標として日記に書きました。

それを必死に積み重ねていたら、従兄も「それほどやる気があるなら」と、車で1時間以上かかるLAの中心部にあった有名なダンススタジオに、月に1～2回連れていってくれるようになりました。

中学卒業後の単身渡米当時、実際に書いていた「夢ノート」の一部。目標や反省を箇条書きにすることもあれば、自分と対話するダイアリーとして使うなど書き方は心の赴くままに。書き始めてから約15年、現在も書き続けている（画像提供：RIEHATA）

日々の目標を細かく刻んで実現していく

夢を着実に叶えるために考えた方法は、とにかく日々の目標を細かく刻んで、1つひとつ実現していくことです。

毎日の目標を日記に書き出し、達成できたら次は、少し大きめの1週間の目標を立てる。達成できなかったときは、なぜできなかったのかを日記に書いてちゃんと反省する。そうすれば、次は達成にもっと近づける。

1週間の目標の次は1カ月後の目標、さらに3カ月後、半年後、1年後、5年後と、どんどん夢や目標を大きくしていく。5年後の夢なんて、現時点では絶対無理だと思うことでもいいからと、それを全部「夢ノート」に書き出しました。書き続けることによって、自分を客観的に見る訓練ができて、日々の過ごし方も変わりました。

頭で考えているだけじゃダメ。全部しっかりノートに書いて、何度も念押しして頭に入れ、確固たる目標にすることが大事です。