世界が認めた日本人ダンサーに学ぶ逆境克服法 クリス・ブラウンとも共演するRIEHATAの信念
この方法は、本を読んで参考にしたわけでも人から言われたわけでもない。いわば孤独が生み出したサバイブ術ですね。あまりに孤独すぎたから、神経がとぎ澄まされ、頭もさえたのかもしれない。
徹底的に自分と向き合っていたら、もう1人の自分が、「自力でアクションを起こさないとダメだ」と教えてくれた。人から与えられるのを待って、受け身になっているだけでは、挑戦しようという気持ちにならなかったでしょうね。
もちろん自分の力だけでここまで来られたわけではないけれど、いちばん大切なのは、自分で考え、自分で決断し、自分で生み出すことなんだと確信しています。
自分の支えになっているエジソンの言葉
いつも現状に満足できない。もっと上手く踊れるんじゃないか、もっとカッコいい振付があるんじゃないかって、常にもっと上を目指しています。自分自身に対して、究極の負けず嫌いなんでしょうね。
自分が発信するすべてに対して、ものすごくストイックになっています。そんな自分の支えになっている言葉があります。
発明王であるトーマス・エジソンの名言だそうです。この言葉をモットーに、「絶対にもっとよい道がある」と、いつも考えるようにしています。挫折しても、もうダメだというときでも、「絶対に1%でも可能性があるはず」と信じて、新たな道を探すのが好き。落ち込むだけ落ち込んで、「ああ、もう本当に無理だ」ってあきらめそうになっているときでさえ、サプライズを探しておもしろがっている自分がどこかに必ずいます。
人を驚かせたい、楽しませたいと思うことって、裏返せば自分が楽しみたい、いつもワクワクしていたいということに行き着く。これは、エンタメ病かもしれません。ただし、自分が楽しめるようになるまでには、相当な努力が必要です。結局、簡単な道ではないんですけどね。
でも、どんなに険しくても、必ずどこかに道はある。その道を探す気がない人には見えないけど、あきらめずに探し続ければ見つけられるというのが、自分の中の絶対的な法則です。ダンスに限らず、全部ですね。
失恋したり、人間関係が壊れちゃったりしたとき、家族とケンカしたとき、大切な物を失ったとき。どんなときでも、絶対どこかにもっと素敵な道が待っていると信じていれば、きっと見つかるはずです。
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