もちろん何も考えずに行動するのではなく、体験して、経験してみて自分にとっての向き不向きを探す、という志をつねに持つことが大切です。自分が楽しいと思えるのであれば、なぜ楽しいと感じるのか。自分が苦手だなと感じるのであればなぜ苦手だと思うのか。
そういったことを通じて、職業上の自分の好みなどが少しは見えてくるはずです。つまり、そういった行動を通じて自分自身をより深く知ることができる、ということです。
大学のレベルを超えた知識を身に付ける
また、伊藤さんは第1志望の大学に落ちてしまったということですが、前述の通り、大学の勉強だけでは学べないことを外の専門学校などで学ぶことによって、大学のレベルを超えた知識や知恵を身に付けることができます。
ここが非常に重要なのです。通う大学のレベルは自分ひとりでは変えることはできないかもしれませんが、学校以外の課外活動を通じてその枠を超えたスキルや経験を身に付けることは可能です。要は学校での勉強や学び、人間関係のみに限定して考えてしまわず、むしろそれを前提としたうえで、プラスアルファを自分で積極的に探すことで、所属する大学のレベル以上の自分になるチャンスをつかむことは十分可能である、ということです。
そのためには、自分がどこで勝負するかを探すことも大切ですし、学校で学べない分野には何があるのか、そんなことを考えることも大切です。繰り返しですが、そのようにして行動の幅を広げ、視野を広げることで自分自身の将来の可能性を広げることが十分できるのです。
冒頭に申し上げたとおり、まさに自分自身の行動の限界が可能性の限界である、ということです。社会人になり数年もすると、自分の仕事や生活に満足している人とそうでない人が明確に見えてくると思います。前者と後者の違いは、ズバリ行動、つまり探求をしたか否か、です。積極的に自分のやりたいことや可能性を探究して能動的に職業を選び人生を生きているのか、それとも何となく流されて受動的に生きているのかの違いです。
自分の人生を自分で切り開くためにも、大学生活を通じて行動の幅を広げ、将来の道を探求することにまずは注力してみましょう。
伊藤さんが、そのような行動を通じてご自身の将来の可能性をさらに開花させるであろうことを応援しております。
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