1つめのコツは、「自分を利する」のではなく「相手を利する」ことを考えるということです。
人は「自分の話をしたい生き物」。相手を主役に
人は基本、「自分の話をしたい生き物」です。ですから、「話を聞いてあげる」ことは、「相手を気持ちよくしてあげる行為」なのです。
「自分が話をしよう」と意気込むより、「相手の話をじっくり聞いてあげよう」という気持ちで質問をし、興味をもって話を聞いてあげればいいのです。相手にとって、こんな嬉しいことはありません。
「自分を利するため」という罪悪感を覚える必要はまったくないのです。自分同様に、なかなか話しかけられず、話しかけられるのを待っている人も大勢います。
あなたが話しかけることは、相手にとって「メリット」でしかない、むしろ「人助け」をしているということを忘れないでください。
「お話、感銘を受けました」「どちらからいらっしゃったんですか」「どこのご出身ですか」。相手を主役に、まるで「ヒーローインタビュー」をするように話しかけてみましょう。
相手の興味や関心のない話や、いきなりお願いごとをすれば、迷惑になる可能性があります。
まずは「相手から何かを得よう」とか「何かをしてもらおう」と考えるのではなく、「自分が相手に何をしてあげられるか」を考えてみましょう。
相手の役に立つことは何か、相手のニーズや願望、関心などを見極め、自分が提供できるものを探りましょう。
「何かお手伝いできることはありますか」「何か困っていることはないですか」「何かあったらいつでも声をかけてくださいね」などといった言葉を嫌がる人はあまりいないでしょう。
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