そうした「人脈自慢」をする人や、臆面もなく強者にすり寄り、近づこうとする人に鼻白むところがあるかもしれません。
しかし、「人脈」を「汚いもの」として、馬鹿にしていると、馬鹿を見ます。なぜなら、実は人の成功や幸福は、「実力や努力」といったものより、「人間関係構築力」に大いに影響されるものだからです。
芸能人でも、起業家でも、コネクションが、その成功の決め手になることはよくあることですし、芸術家でさえ「その『才能』よりは『人脈』で世に出るかどうかが決まる」という研究があります。
コロンビアビジネススクールの教授が行った研究では、「才能に関係なく、幅広く多様なネットワークをもったアーティストが最も有名になりやすい」という結果でした。
「何を知っているか」より「誰を知っているか」
英語で「It’s not what you know, but who you know(何を知っているかより、誰を知っているか)」という言葉がありますが、これはまさに真実。
サラリーマンは、あまり必要性を感じないかもしれませんが、「人生100年時代」を会社に頼らず生きていく「個の時代」には、まさにこの「つながる力」がモノを言うのです。
「Your network is your net worth(あなたのもつネットワークこそがあなたの純資産)」、つまり「『人脈』こそがあなたの価値そのもの」というわけです。
とはいえ、「自分の利益のために相手を利用している」「計算高い」「図々しい」などと思われたくはない! と、ついつい遠慮がちになってしまう人はどうすればいいでしょうか。
ここで「人脈」を作る3つのコツをお教えしましょう。
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