ばらまきバイデン政権の裏で起きる意外なこと 長期金利上昇やインフレ以外にも心配の種?

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こうした状況に対し、ローレンス・サマーズ元財務長官が「1.9兆ドルだとGDPギャップの3倍もあるから大き過ぎるのではないか」との意見を2月5日のワシントンポストに寄稿した。筆者もまったく同感なのだが、これに反論が殺到したらしい。2月7日にはサマーズ氏が「質問に答える」論考を寄稿している 。

サマーズ氏に「おまいう」の嵐が…

面白いのは、以下のように喧嘩腰の意見が多かったことである。

1. 2008年に財政刺激が足りなかった時の失敗を繰り返したいのか? お前はあのとき、インフレや債券市場の心配をしてたよなあ?
2. お前は「長期停滞論」(Secular stagnation)の心配をしていたのではなかったか。ここへきて、急に景気の過熱を心配するのは一貫性がなさすぎだろう。
3. なんでインフレの心配なんてしてるの? フィリップス曲線は寝ちゃっているし、仮にインフレが起きたとしても米連銀がコントロールしてくれるよ。
4. パンデミックのさなかに苦しんでいる人たちを助けることに、お前はなぜ疑問を呈するのか。
5. だったらどういう対策ならお前はいいんだよ?

要は「おまいう」(お前が言うか?)というヤツだ。言われてみればサマーズ氏は、オバマ政権では経済担当補佐官であり、「アメリカ再生・再投資法」の担当者であった。

「お前のような中道穏健派にやらせておいたから、こんなに格差のある経済になってしまったのじゃないか」「お前は銀行を助けたけど庶民を助けなかっただろう」ということで炎上したのである。このあたり、昨今の民主党内の雰囲気を示す格好のエピソードではないかと思う。

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