「成績が伸びない子」をつくる親の勘違い行動 特に父親の口出しが子どもの勉強にはNGの訳
「家庭の密」が子どものやる気を削ぐ
コロナ禍により、学校が休校になったり、オンライン授業に切り替わるなど、子どもたちの学習スタイルも大きく変化しました。その分しっかり受験勉強に時間を割き、成績を伸ばした子どもがいます。一方で、生活習慣が乱れ、勉強するどころかゲームにのめり込むなど、学習時間自体が減ってしまったという子どももいます。結果、伸びた子と、そうでない子では、学力に大きな差がつくことになりました。
また、企業にリモートワークが導入され、両親がともに家庭にいるという時間が増えました。家庭内が密になりすぎてしまい、「親もつらいし、子どももつらそうだ」といった相談も多く受けています。
親が家にいる時間が増えると、どうしても子どもの粗が気になってしまうものです。そこで、子どものダメなところを修正しようとして、いろいろ口出ししてしまうのですが、それが結果として、子どものやる気を阻害することになっています。
またストレスから、つい叱りつけてしまう、ということもあります。なかにはDVにまで発展しているケースもあります。そうした状況下では、当然子どもの成績アップなど見込めません。
子どもの粗が気になり、どうしても「こうしてほしい」ということがあれば、ぜひ「〜してくれたらうれしい」という言葉を使ってください。直接義務感を刺激されるような「こうでなければダメ」「こうすべき」といった言葉は、子どもにとってストレスになるだけです。
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