「成績が伸びない子」をつくる親の勘違い行動 特に父親の口出しが子どもの勉強にはNGの訳
「父親はどのように子どもの教育と関わっていけばいいのか」との質問を受けることがよくあります。以前は、「お父さんは、子どもの教育にいっさい口出ししないでください」と言っていましたが、共稼ぎも増えた現代では、多少改める必要があると思います。とはいえ今でも、父親は「勉強」には関わってはいけないと考えています。
子どもの成績は親の行動次第
とくに注意していただきたいのは、父親は自分の大学受験に向けた勉強を基準に、子どもの勉強を捉えがちだという点です。大学受験は、知識量と学習量がモノをいいます。大量な知識をインプットすると、自動的に過去に収納された知識につながるという高校生の頭脳の恩恵を受けていたのです。
また、数学と算数では頭の使い方が異なります。数字を式に代入し、後は計算処理で自動的に答えが出せるのが数学だと考えていらっしゃる方が多いのではないでしょうか。
しかし、そのやり方を小学校の算数に持ち込んではダメなのです。小学校では、難しい公式もXもYも出てきません。これまでに身に付けた限られた範囲の算数の知識を駆使して、試行錯誤しながら問題を解答しなければならないのです。だから算数は楽しいのです。父親が大学受験のつもりで指導しても子どもは理解できないし、知識にもつながっていきません。
そうしているうちに、子どもの成績の伸び悩みが始まってしまうんです。
ほかにも親の失敗行動はたくさんあります。親の行動次第で子どものやる気、成績は上にも下にも行きます。ぜひ、子どもを伸ばす行動を取ってほしいと思います。
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