「プログラミング教室」に通っても稼げない理由 実践的なスキルを身に付ける簡単な方法とは?

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「基礎的なマナー」はともかく、「得意な業務知識といっても……」と戸惑ってしまう人もいるかもしれません。

そんな人に、とくに比較的簡単に身につけやすい業務知識としてオススメなのは、まずは社内に蓄積されているデータ分析からスタートすることです。データの特性や分析結果を理解することで、自分の業界の業務知識や特性が明らかになってきます。

たとえば、経理なら売上と経費の過去から現在までの推移を見ることで、利益の伸び率を感覚や経験値だけではなく、「数字」という事実で判断できます。

また、営業や販促業務なら、店舗販売とネット販売の割合を売上データから見つけることで、営業や販促が今後どちらに軸足を置くべきか、テコ入れする部分を明確にすることもできるでしょう。

マーケティング業務なら、売れ筋商品の傾向を分析し、新商品の戦略に生かし展開するときの広告の出し方にも役立てられるはずです。

まずはPythonとExcelを覚えよう

これらのデータ分析をするときに、便利なのが、PythonでのプログラミングやExcel。今ではこのPythonというプログラミング言語や、職場で利用することが多いExcelで、データ分析が簡単にできてしまいます。

これらの機能を覚えていくことで、技術だけで勝負するのではなく「プログラミングスキルを仕事でどう使うのか」がわかり、「技術+業務知識+社会人マナー」という3つの総合力で勝負できるデジタル人材を目指せるようになるのです。

『文系でも数式なしのPython×Excelで稼ぐ力を上げる!』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

転職や独立を考えている人は、まずはこのように、PythonでのプログラミングやExcelを使ったデータ分析の練習をしてみましょう。

データを活用できるスキルが身に付くことで、転職や独立をせずとも、自分が勤めている会社内で認められ、なくてはならないアイデアパーソンとして尊敬されることになるかもしれませんし、副業などの場面で役立てることができるでしょう。もちろん、収入を増やせるチャンスも格段に広がります。

ぜひ、机上の勉強だけでなく、実践に役立つデータ分析のスキルを身に付けましょう。

日比野 新 IT・デジタルマーケティングコンサルタント、文筆業
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