「プログラミング教室」に通っても稼げない理由 実践的なスキルを身に付ける簡単な方法とは?

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

具体的には、以下のようなケースです。

・転職活動しても採用されないので稼げない
・無事に転職できたが激務が待っていて収入と合わない
・すぐに辞めてしまって稼げていない
・フリーランスとして独立したけれど仕事がないので稼げない

要するに「転職前や退職前よりも収入が激減した」ということです。

私のまわりのエンジニア仲間も、自分たちがスクールで教えた生徒さんが、なかなか転職できないことや、転職してもプログラミングさせてもらえなかったのですぐに辞めてしまったことなどの話をよく聞くそうです。

プログラミングスクールの卒業生の中で、転職や独立を考えていた人のうち、どのくらいの割合が成功しているのかを第三者機関が分析しているわけではありません。そのため、裏付けのある論理的な数字を提示することはできないのですが、まわりで聞く話やインターネットでの発言を見る限り、「70%の人は成功できていないのではないか」と私自身は感じています。

転職できない、仕事がないのは「スクールの学習内容」が原因

プログラミング技術を頑張って勉強しても転職できない。独立しても仕事がない。転職しても収入が激減した。こういったことになる理由は、スクールの学習内容にあると考えています。

というのも、スクール学習で参加者に伝えられることの大半は、プログラミング技術の基礎である「コードの書き方」だからです。

多くの場合、スクールは課題を用意し、参加者はレッスン中や、次のレッスンまでに課題を解決します。わからないことがあると担当インストラクターへ質問し、解決まで導いてもらいます。この学習が終わると、参加者自らが設計して作る「アプリケーション開発」を行います。

スクールが準備しているカリキュラムとしてはよくできているのですが、実のところ、こういった「すでに用意された課題」を解決するスキルだけでは転職や独立するのは難しく、仮に転職しても独立して仕事を獲得しても収入が減るケースが多いといえます。

次ページありがちな「勘違い」
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事