鈴木紗理奈、20年前の彼女から数段増した魅力 ドラマ「SPECサーガ」久々の出演に明かした本音

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――ハードボイルドなものがお好きなんですか。

今、地上波ドラマで少なくなっているハードボイルドな作品が私は好きです。時代が変わり、ルールがいろいろできて、人と人とが熱く激しく言葉も肉体もめいっぱい使って関わり合いになるような表現はハラスメントだと言われてしまうようになったいま、ハードボイルドはハラスメントの最たるものかもしれないですけれど……。生死に関わるときにこそ、感情があふれだしたり、これまでその人物がどうやって生きてきたか、ふだん言わない言葉がぽろりとこぼれたりする。そんなふうに心が大きく揺さぶられるものが私は見たいし、演じたいです。

Paravi配信ドラマ「SPECサーガ黎明篇『Knockin’on 冷泉’s SPEC Door』〜絶対預言者 冷泉俊明が守りたかった幸福の欠片〜」全5話。第2話は2月25日(木)、毎週木曜配信(写真:TBS)

今回のドラマの撮影が終わったときに、植田さんがくださった『悪女/AKUJO』という作品がおもしろくて、こういうものをやってみたいと思いました。いやらしくない、粋な濡れ場のシーンなんかもやってみたいんですよ(笑)。木戸晶の続きもまだまだ演じたいです。

――ところで、鈴木さんが理想とする人はいますか。

理想の男性ですか?

――女性です。

理想の男性のタイプも聞いてほしい(笑)。というのは冗談ですが、『ケイゾク』の木戸彩と『Knockin’on 冷泉’s SPEC Door』の木戸晶は私の理想ですね。彩はまだ若くて恋に翻弄されていたけれど、晶は恋に溺れることのない、もっとたくましいひとですね。

コッソリと演じている恋愛感情

――彩は愛に生きる人でしたが、晶は恋をしないのでしょうか。

晶の上司が出てくるのですが、ドラマが長く続いたら、ふたりの恋愛エピソードがあるのではないだろうかと、上司役の髙橋洋さんと「そんな芝居も入れときます?」と相談していました(笑)。ふたりはものすごく対立していて、あそこまで激しく感情が動く理由は恋愛以外ないですよねって、台本に書かれている以上に、お互いが気になるから嫌うのだという芝居を勝手にやっています(笑)

☆「SPECサーガ」とは
1999年からじつに22年にもわたって続いている人気刑事ドラマシリーズ。「サーガ」という言葉どおり、作品ごとに年代が違うものの、中谷美紀さん(「ケイゾク」)、戸田恵梨香さん(「SPEC」)、木村文乃さん(「SICK’S」)……彼女たちが演じる各作品の主人公たちが同じ悪を倒すべく戦い続ける壮大な物語で、その世界観にハマると抜けられない、底なし沼のような魅力で続いている。
(撮影:梅谷 秀司)
木俣 冬 コラムニスト

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きまた ふゆ / Fuyu Kimata

東京都生まれ。ドラマ、映画、演劇などエンタメ作品に関するルポルタージュ、インタビュー、レビューなどを執筆。ノベライズも手がける。

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