自宅療養中の高熱への対処法
厚生労働省の『新型コロナウイルス感染症診療の手引き 第3版』によると、症状の中でもっともよく見られるのが発熱、次いで咳嗽(がいそう、せきのこと)、それから倦怠感と呼吸苦でした。また、味覚障害は約17%、嗅覚障害が約15%、下痢は約10%です。
上記からもわかるように、新型コロナウイルス感染症の主な症状のひとつに、高い熱があります。場合によっては40℃くらいまで上がることもあります。自宅療養、宿泊療養での高熱が出たときの対処法について学びましょう。
発熱時にはまず、検温をきちんと行います。食後は食べ物を消化するためにどうしても体温が高くなるので、時間をおいてから測ります。悪寒は、熱の上がり始めに生じやすい症状です。その際は「全身の保温」を意識して、できるだけ体を冷やさないことが大切です。
一方、熱が上がって顔がほてったり、カラダが熱くなったり、手足が熱くなったら、体にこもった熱を発散させます。薄着にしたり、毛布を外すなど、「涼しく」してあげましょう。
熱を下げるには、首の後ろや太ももの付け根などの太い動脈部分を冷やします。汗をかいた場合は、濡れタオルで全身をさっと拭きます。また、発熱で汗をかくので、水分補給はこまめに行いましょう。
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