コロナ自宅療養「高熱が出たとき」の対処法 自宅でもできる「経口補水液」の作り方

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コロナで高熱が出たときは、

① 検温方法の確認

飲食・入浴・運動後や、帰宅してすぐなどは、本当の体温の測定は難しいので、それぞれ30分ほど時間をおいてから測ります。また、体温計は真横からではなく、脇の斜め下から挟むようにしましょう。0.3度ほど測定結果に誤差が出てしまうためです。

② 体を冷やす

高熱でつらいときは、首の後ろや脇の下、ももの付け根など太い血管が通っているところをピンポイントで冷やすと、効果的に冷えて楽になります。タオルでくるんだ保冷剤や水まくら、濡れタオルなどを使いましょう。

③ 体温調節は衣服で

発熱時の体温調整は、衣服で行いましょう。熱の上がり始めは「悪寒」がするので服を1枚多くして保温、熱が上がり切ったら服にこもった熱を逃がすため1枚脱ぎます。汗で濡れた下着やパジャマはこまめに着替えて、体が冷えないように気をつけましょう。

ポイント――経口補水液の作り方

発熱したときの汗はただの水分ではなく、ミネラルなども含まれています。そのためただの水ではなく、経口補水液で失った栄養素を補わなくてはいけません。市販品もありますが、自分でも作れます。作り方は、白湯1ℓと砂糖40g、塩3gを溶かします。あれば、オレンジなどの柑橘類を搾って加えます。

自宅療養では経過記録をつけましょう

自宅療養を行う場合には、経過記録表をつけるようにしましょう。経過記録表とは「いつ、どんな症状が出ていたのか」や、その他注意する点を共有するために記入するものです。記憶は不正確なので、記録をつけて正確な情報を残します。救急車を呼んだり、診療を受ける際にあると、医療従事者が状況をすぐに把握できるので、症状に変化があれば記入します。

最初に患者の基本情報(体重や身長、年齢や血液型、アレルギー情報など)、次に主な症状はどんなものか、そして記録時の状態を時間の経過とともに記入していきます。

症状の経過の記録は、朝、昼、夜の3回は必ずつけましょう。それ以外にも、容態が変わったときや、食事の様子などについても記入しておきます。何をどれくらい食べたかなども重要な記録になるからです。

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