迷惑行為晒す「道路族マップ」管理人の言い分 登録殺到するサイトは「不寛容」の象徴なのか

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「昔もおそらくストレスを感じる人は大勢いたと思いますが、ご近所のつながりが今よりも強く、ネットもなく誰にも悩みを相談できなかった。現代はご近所のつながりは緩い上に、ネットがあり全国共通の問題意識として共有され可視化されるようになっただけの話。

道路族問題はご近所ハラスメントです。たばこのポイ捨てや立ち小便、犬のふんの放置が許されなくなったように、セクハラという言葉が生まれて社会の意識変革が迫られたように、時代とともになくなることだと思う。マップがその一助になれば」(管理人)

管理人は2019年に東京・板橋区で小学生が、ボール遊びができる公園を求めて区に陳情書を送った例を挙げ、「遊び場がないなら大人が責任を持って動くべき」とも言う。

状況が変われば、何が迷惑行為であるかも変わる

一方、こうした動きを「不寛容」とする見方もあるが、この背景について、迷惑行為について研究する社会心理学者で金城学院大学教授の北折充隆氏は、「国も犯罪の数が減っているにも関わらず厳罰化している。世の中が不寛容、窮屈な方向に進んでいることは間違いありません」と語る。

「治安や安全性の担保と、どこまで窮屈さを許容できるかというバランスの問題。窮屈に振り切ったところで振り子のように緩める方向にいくとは思いますが、今はまだ厳しい方向に向かっている途中です」

その上で、北折氏は「昔はよかったのに」という意見に対しては、「昔は飛行機の中でたばこを吸えた。スマホがなかった時代は歩きスマホの問題はなかった。時代、状況が変われば、何が迷惑行為であるかは変わって当然。それは理由にはなりません」とも語る。

では、改めて「迷惑」とは何か。

「『迷惑』とは簡単に言うと『不愉快』と思うかどうか。『道路族マップ』は、道路族側にしてみればマップに勝手に載せられて不愉快に感じるかもしれない。その場合、マップは『迷惑』となる。しかし、載せたくなるほど道路族に対して『迷惑』に思っている人たちがいることも事実。時代や状況においてどちらが、社会的に有益性が高いかによって『迷惑』は定義されます」(北折氏)

この迷惑の定義に照らし合わせて考えると、道路族マップは「社会的に有益」と北折氏は見ている。

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