「お笑いを学べる高校」吉本興業が開校に挑む訳 実は続々、芸能プロが「高校」参入のなぜ

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
今年4月に「吉本興業高等学院」が開校する。この高校から将来、どんな笑い芸人が育つのだろうか(写真:吉本興業のダウンタウンとワタナベエンターテインメントのネプチューン、週刊女性PRIME)

お笑いのよしもとが今年4月にスタートする「吉本興業高等学院」。開校2カ月前という直前のこの時期に、スポーツ紙が報じ明らかになった。

当記事は「週刊女性PRIME」(運営:主婦と生活社)の提供記事です

お笑いタレントを抱える芸能プロダクションの多くは、お笑いタレントの養成所を抱えている。

ダウンタウンや渡辺直美、チョコレートプラネットら、いわゆる“よしもと芸人”は、よしもとが運営するNSC吉本総合芸能学院の出身者だ。アンジャッシュらが所属する「人力舎」も、カンニング竹山が所属する「サンミュージック」も、お笑い養成所を構えている。

高校の卒業資格を取れる

「養成所、スクールなどいろいろ呼び方はありますが、言ってみれば私塾です。そこを出て芸人にならない限りは、公的なキャリアにはならない。そこで高校卒業資格を取ることができるようにしたのが、今回の吉本興業高等学院です」とプロダクション関係者が開設する。

NSCの入学資格は18歳以上であり、それより若い年代のお笑い芸人志望者は引き受けていなかった。そこを網羅する。

お笑い業界で同様のシステムをいち早く取り入れたのが、ネプチューンやアンガールズ、イモトアヤコなど多くの芸人が所属する老舗芸能プロダクション「ワタナベエンターテインメント」だ。

芸能のレッスンと勉強の両立ができ、高校卒業資格が取れる「渡辺高等学院」を2014年に設立している。さらに今春、オンラインの特性を生かした「ワタナベNオンラインハイスクール」を開校する。

次ページ開校メリットは?
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事