ナンバー2が「イエスマン」の会社が伸びる理由 小山昇が750社を訪問して気づいた法則

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社長が最もコミュニケーションを取らなければいけない相手は誰でしょうか(写真:skyNext/iStock)
長引くコロナ禍で、テレワークを導入する企業も増え、その結果、仕事上での「コミュニケーション不足」を心配する声も大きくなっている。
株式会社武蔵野を18年連続増収に導き、750社以上を指導してきた小山昇社長が経営の両輪に上げているのが「コミュニケーション」と「社員教育」。『儲かる会社のコミュニケーションの鉄則』を刊行した小山氏が、コミュニケーションと会社の関係について、750社を訪問して気づいた法則について解説します。

会社を視察して見えてくること

私が企業に視察に行った際、出迎えてくれた方が「社長ひとり」の会社には、ある共通点がありました。1社の例外もなく労働組合があり、その後、会社は労働争議(労務問題)にさらされていたのです。1000人規模の労働組合ができた会社もあります。

一方、社長をはじめ多くの社員が出迎え社内を案内してくれた会社は、ほぼすべて成長を続けています。

これは、社長と社員のコミュニケーションが取れているかどうかの差を表していまます。社長ひとりが出てくる場合は、往々にして、現場の社員とコミュニケーションが取れていません。

では、社長が最もコミュニケーションを取らなければいけない相手は誰だかわかりますか? それはその組織の「ナンバー2」です。組織の実力は、「ナンバー2の実力」に比例する、といって過言でありません。

社長が「右!」と言ったとき、「ナンバー2」も「右!」と言う組織は、業務改善が進みます。一方で、「ナンバー2」が社長の方針に逆らって「左!」と言う組織は、破綻します。社長の方針が実行されないからです。

社長がどんなに立派でも、ナンバー2が「社長の言うとおりやったってダメだよ。寝ていたほうがマシ」と陰口をたたけば、みんな寝てしまいます。

反対に、「社長は社員のことをいつも考えている。だから社長の言うとおりに実行したほうがいい」と言えば、社員は「ナンバー2のこの人が言うのだから本当だろう」と信じて、会社全体に一体感が生まれます。会社の業績が上がるか否か、改善が進むか否かは、ナンバー2の双肩にかかっています。

私が経営する武蔵野が強いのは歴代のナンバー2が社長の方針を実践してくれたからです。特に専務取締役の矢島茂人は六大学出身で学歴、能力は小山昇を遥かに超えています。その矢島が小山を支えるから、武蔵野は成長を続けます。

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