高校受験生に教えたい難敵「思考力問題」克服法 大学入試改革が高校入試にも大きく影響
「忍耐強く解く姿勢」が大事です。資料の片隅に解くカギがあったり、リード文の意図を理解してから道筋が開けたりします。「長いから読みたくない」とあきらめるのではなく、一語一語をしっかり読み込んで、咀嚼していく姿勢が、差をつけるでしょう。
この姿勢を身につけるには「がんばって思考力問題を解いたら解けた」という成功体験をたくさん積めるといいでしょう。「解けた」という経験をするには、ベースとなる「基礎」を身につけていなければなりません。
公立高校入試は難問・奇問が少ない
思考力問題は比較的難しいため、差がつかない場合もあるでしょう。資料の読み込みに時間をとられて、ほかの「絶対にとるべき問題」を落としてしまうと、かえって致命傷になりかねません。
公立高校入試ならば、難関私立高校の入試のような難問・奇問の類はあまり多くありません。「どの問題を優先して解くか」といった「戦略をたてる力」も養っておけるとよいです。
その戦略を立てるためには、「基礎」を身につけて判断する力を持たなければなりません。
結局は、「基礎」をゆるぎないものにしておくこと。盤石な基礎を身につけるために、正しい努力を積み重ねることが大事です。
学習塾の現場で指導していると、中学生のときにしっかりとした勉強への取り組み方を身につけ、正しい努力の仕方を学んだ生徒は、高校生になってからもぶれずに成績を伸ばしています。
高校入試を機に、思考力・読解力を養い、大学入試改革を見据えた実力をつけられるといいでしょう。
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