「目が死んでる」と言われた人が知るべき改善法 「眉毛」も他人に与える印象を左右している

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感情表現の大きさは、眉毛の動きと比例関係にあるように思う。とりわけ、コメディー俳優の眉の動きを注意して見ていただければ、納得してくださる方も多いはずだ。

ウォルト・ディズニーが1920年代にミッキーマウスのアニメーションを作ったとき、ミッキーに眉毛はなかった。ところが1930年代のミッキーには眉毛がある。子供が喜ぶアニメーションには主人公の感情表現は不可欠である。

目と口とアクションの感情表現だけでは、どうしても足りないと考えたウォルト・ディズニーが、本来動物にはないはずの眉毛を「発明」したのだろう。感情表現には、それほど眉毛が大切なのである。動物に眉毛を付けるという発想は、天才の領域である。

俳優でない方であっても、鏡を見ながら、眉を上下してみると、自分の顔に発見があるはずだ。眉で「怒り」「悲しみ」「喜び」などを自分なりに作ってみる。こんなふうに見えるのか、こんな表情が作れるのか、と。自分の表情の特性を知ることは、演出には欠かせない。

眉間のしわにも注意が必要だ

眉に関連して言えば、眉間のしわにも要注意である。特にリモートワークが増えて、PC前での仕事が増えている方は気を付けていただきたい。

PCの前にいる時間が長いと、どうしても眉間に意識が集中する。目が寄って、眉間にしわが寄る感覚である。

眉間にしわが寄っている人を見て、私たちは「疲れているなあ」や「ストレスが溜まっているんだろうな」と感じることは多い。

私は学生や俳優に、時々両手で眉の端を引っ張り上げる習慣を勧めている。また、指の腹で、眉間を下から上にこすり上げることも。対症療法にすぎないが、やってみると「あー、眉間に過度に集中していたなあ」と実感できる。

視野は広いほうがいい。仕事の区切りがついたら、なるべく窓の外を見るほうがいい。それが叶わないなら、昼休みや休憩時間に外に行き、遠くを見て目を休ませてあげよう。そして、先ほどのエクササイズをやる。

中年以降は重篤ではないと思うが、30代以下はよほど意識してほしい。眉間に緊張が入っている人のほうが多いくらいだ。子供のころから、ゲームボーイやスマホ……を長時間小さな液晶を睨みながら集中してきた。新聞を読まずにスマホのヘッドラインニュースで情報を集めるから、やはり液晶の小さな文字を読む時間が増える。さらにYouTubeを見てテレビを見れば、液晶画面を見ている時間はとてつもなく長い。

普段は先述のマッサージをやり、休日はなるべく地平線や水平線が見えるような、広い場所で視野角を広くとってやる工夫をするといい。釣りやサッカーなどのアウトドアスポーツは持って来いである。

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